韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

北朝鮮の砲撃、その後

2010-12-01 00:52:52 | 韓国あれこれ
 ソン・ヨンギル仁川(インチョン)市長とアン・サンスハンナラ党代表が訪問



 23日の北朝鮮の砲撃のあと、僕の家でも連れ合いがミネラル・ウォーターや非常食を買おうと言い出し、なんどかスーパーに買出しに行っています。街中は平穏ですが、やはりどこか不安な感じが残っていますね。最近は外でお酒を飲まないので、飲み屋の雰囲気などは良く分りませんが、みんな控えているんじゃないかな。

 さて、砲撃から1週間が経過しましたが、延坪(ヨンピョン)島の人たちはほとんどがインチョンに避難してたままですが、親戚や家族の家がインチョンなどの陸地にない人たちは、チムチルバン(韓国式サウナ)で寝泊りしています。食事などはボランティアの人たちが担当しているようですが、学校の大教室のようなところで過ごすわけですから、大変です。当分の間、島には戻りたくないという人もいますし、戻りたくても家が焼けてしまった人もいます。政府もようやく対策を立て始めたようですが、今後、どうなることか心配です。

 というなか、今日はこのビデオが話題になっています。インチョン市長のソン・ヨンギルとハンナラ党(与党)代表のアン・サンスが、それぞれ延坪島を訪れた時の映像です。
ソン・ヨンギルは焼けて跡形もなくなったスーパーの前で、そのまま残っていたソジュを発見、「これがほんとの爆弾酒だ」という冗談(?)をいい、神経の太いところを見せてくれました(爆弾酒というのは、ビールとウィスキーなどを混ぜて飲む、飲み会用の酒)。

 一方のアン・サンスは突然、金属の筒を二つ拾って、北朝鮮の撃った砲弾だと演説をはじめ、隣にいたハンナラ党の関係者や議員(二人とも元軍人だそうです)と一緒に何ミリ砲かと話し出したので、カメラマンが撮影のために手にとって良く見ると、マークが刻印されているのを発見、「これ砲弾じゃなくて、魔法ビンですよ」と一言。

 どの国も、政治家というのは調子がいいというか、勉強不足というか。でも、楽しいトピックを提供してくれましたね。(日本の政治家も同じようなレベルなので、これからの対北朝鮮政策が、ほんとに心配です)