韓国雑記帳~韓国草の根塾&日韓環境情報センター&ジャパンフィルムプロジェクトブログ

韓国に暮らして30年。なぜか韓国、いまだに韓国、明日も韓国。2022年もよろしくお願いします。

口蹄疫、韓国全土に広まるか?

2010-12-26 04:30:09 | 環境保護&エコツアー(2011まで)
  鹿児島の出水での鳥インフルが問題なように、韓国では口蹄疫が大問題です。もしかすると、韓国全土に広まり、全国で牛や豚の殺処分が始まるかもしれません。

 

 この地図でも分かると思いますが、200キロ以上はなれた京畿道でも発生しています。別ルートによるものなのか、あるいは糞尿処理の車がウイルスを運んだのか、まだはっきりしていません。どちらにしても、他の地域でも発生する可能性がとても高く、毎日のように新しい場所で発生したと報道されています。すでに、慶尚北道、京畿道北部、江原道、そして江華島。50箇所近くで発生し、すでに30万頭以上が殺処分されています。

 そのうえ、今日もソウルは朝の最低気温が-10度以上の寒い日が続き、ポイントに置かれている検疫所で消毒液が凍ってしまい、十分に消毒できない状態です。寒いため、ウイルスも長生きしているのではないかという判断もあります。韓国の場合でも殺処分を担当するのが公務員ですが、心のケアも考えないと、あとで大きな問題になりそうです。

 僕の住んでいる南揚州もアパートと農家が半々ぐらいのところで、牛を飼っている人も多いです。ちょっと細い道に入って、田圃や雑木林の中に行くと、あちこちで牛や豚を見ることが出来ます。まだ、南揚州では発生していませんが、これからが心配です。

 昨日から、ワクチン接種が始まりましたが、ワクチンも万能ではありません。これから、口蹄疫がどれだけ広がるか、あるいは収束していくか、注目したいと思います。