漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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25の夜 伊賀タジンで芋たき

2013-11-07 20:21:01 | 冬の野菜料理
メルマガをいくつ取っているんだろうというくらい
たくさん取っています、そのうち毎日届くものがいくつかあって、
毎日毎日、心の元気をもらっています。

そのうちの一つ、愛と感謝のコーチャー・筒井のアニキのメルマガに
月一回で古事記の勉強会をはじめるとありました。
先生は、湯島天神の神主さん!

うわ~、行きたいけど、平日は仕事だしなぁと思ったら、なんと
前半の勉強会は第一水曜日!環の定休日。

初回は昨日だったのに、神主さんがはりきりすぎて、第一話の前の
前書きで時間が終わってしまい、12回コースのはずが、13回コースになったそうなんですよ。笑
12月からでも間に合いますって言われたら、それはもう気になります・・・・。

研修やワークショップに参加するのは大好きで、
でも、これにでたことで、ほっとして終わってはいけないと思うのですが、
それでも、古事記って一度ちゃんと習いたいんですよ。
いくつか本は読みましたが、それにしたって、私にはあまりに謎が多い。

だって、神様神様というわりに、やけに人間臭いし、
人間というより、子供っぽい。感情全開ですし。
まるで、夢の中の話のように突拍子もないような話になっているのは
なぜなのだろう?

神様たちの名前も、やたらと長いし、あの一文字一文字には一体
どういう意味がこめられているのだろうか?

というわけで、あと一ヶ月、
参加しようか、しまいか、もうちょっと悩んでみようと思います。


毎日とっているメルマガに
100人の一歩というのがあって、心に響くいい話が毎日届きます。
時々、電車の中では読めないような泣かせる話があって、困るのですが。
これまでに一番すきなのは、
スティービー・ワンダーの話、
次は
マジック・ジョンソンの話。

その次に続くお話が今日のお話でした。
 
以下
メルマガより

高校受験に失敗した15歳の男の子の作文をご紹介します。

[元服]


僕は今年三月、担任の先生から勧められて、

A君と二人、K高校を受験した。


K高校は私立であるが、全国の優等生が集まって来ている、いわゆる有名高校である。


担任の先生から、君達二人なら絶対大丈夫だと思うと強くすすめられたのである。



僕らは得意であった。

父母も喜んでくれた。


先生や父母の期待を裏切ってはならないと、僕は猛烈に勉強した。


ところがその入試でA君は期待通りパスしたが、僕は落ちてしまった。


得意の絶頂から、奈落の底へ落ちてしまったのだ。


何回かの実力テストでは、

いつも僕が一番で、A君がそれに続いていた。


それなのに、その僕が落ちて、A君が通ったのだ。


誰の顔も見たくないみじめな思い。


父母が部屋に閉じこもっている僕のために、僕の好きな物を運んでくれても、

優しい言葉をくれても、

それが余計にしゃくにさわった。


何もかもたたき壊し、ひきちぎってやりたい怒りに燃えながら、布団の上に横たわっている時、

母が入って来た。


「Aさんが来てくださったよ」と言う。


僕は言った。


「母さん、僕は誰の顔も見たくないんだ。

特に世界中で一番見たくない顔があるんだ。

世界で一番いやな憎い顔があるんだ。


誰の顔か言わなくたってわかってるだろう。


帰ってもらってくれ」



母は言った。


「せっかくわざわざ来てくださっているのに、

母さんにはそんなこと言えないよ。


あんたの友だちの関係って、そんな薄情なものなの。


ちょっとまちがえば敵味方になってしまうような

薄っぺらいものなの?


母さんにはAさんを追い返すなんてできないよ。


いやならいやでそっぽを向いていなさいよ。


そしたら帰られるだろうから」


と言っておいて、母は出て行った。



入試に落ちたこのみじめさを、

僕を追い越したことのない者に見下される。



こんな屈辱ってあるだろうかと思うと、

僕は気が狂いそうだった。



二階に上がって来る足音が聞こえる。


布団をかぶって寝ているこんなみじめな姿なんか見せられるか。



胸を張って見すえてやろうと思って、僕は起き上がった。


戸が開いた。


中学の三年間、A君がいつも着ていたくたびれた服のA君。


涙を一杯ためたくしゃくしゃの顔のA君。



「君、僕だけが通ってしまってごめんね」


やっとそれだけを言ったかと思うと、

両手で顔を覆い、駆け下りるようにして階段を下りて行った。


僕は恥かしさでいっぱいになってしまった。


思い上がっていた僕。


いつもA君になんか負けないぞとA君を見下ろしていた僕。


この僕が合格してA君が落ちたとして、

僕はA君を訪ねて、僕だけが通ってしまってごめんね、

と泣いて慰めに行っただろうか。


ざまあみろと余計に思い上がったに違いない自分に気がつくと、

こんな僕なんか落ちるのが当然だと気がついた。



彼とは人間の出来が違うと気がついた。


通っていたらどんな恐ろしい一人よがりの

思い上がった人間になってしまったことだろう。


落ちるのが当然だった。

落ちてよかった。


本当の人間にするために天が僕を落としてくれたんだと思うと、

悲しいけれども、この悲しみを大切に出直そうと、

決意みたいなものが湧いてくるのを感じた。



僕は今まで思うようになることだけが幸福だと考えてきた。


が、A君のおかげで思うようにならないことの方が、

人生にとってもっと大事なことなんだということを知った。


昔の人は15歳で元服したと言う。


僕も入試に落ちたおかげで元服できた気がする。





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以上

すべてにポジティブな意味がある。
15歳でそれに気付くこの少年の心の素直さ、謙虚さに感動しました。

自分が24歳のとき、私もこういう経験をしました。
でも、彼のような素直さ、謙虚さはなかったんですけれど、
一度自分の中のものが全て崩れた時でした。
でも、その経験がなければ、やはり思いあがっていたと思うんです。
自分には、絶対必要な経験だったなぁと思います。

もう、戻りたくもない時代ですけれど。。。笑
やはり、年を重ねるほどに心が楽になってくる
そんな気がします。


昨日の夕飯です。



伊賀タジンで芋たき
春菊のサラダ
かまどごはん

芋たきも美味しいし
春菊のサラダもとっても美味しかったです。

春菊をしっかり水につけて、吸水させてぱりっとさせます。
それで、水気をきって
ごま油、レモン汁、塩麹、少しのお砂糖、ゴマで和えます。

春菊は目にもよく、肝の熱をとり、痰もとってくれます。

ストレスで、目が赤くなって、喉に痰がつまる人にもいいです。