庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

サウスビーチまで

2006-07-13 21:33:00 | 自然
今日は南に進路を取って興居島サウスビーチまで。地図にサウスビーチなんて名前はない。島の南端にあるからサウス・・・単純な私的命名の由来だ。

数年前に松山港から興居島を眺めたら、意外なほど近距離に無人らしき海岸が見えたので、思いつきでひと漕ぎしたのが初めての訪問だった。予想通り小じんまりした静かな砂浜だった。先日も島を右回りで一周した折に上陸して昼の弁当を食べた場所だ。

往きは時速8kmが楽に出る、あきらかに北からの潮流だ。2つの小島を経由して難なく到着した。護岸のコンクリート壁に沿って生い茂る木の日陰で、コーヒーをすすりながら、立花隆の『臨死体験』の一章を読む。実に面白い本だ。ほどよい風が、濡れたTシャツから気化熱を奪い涼しい。快適なひと時だった。

ウレタンマットの切れ端で作ったパドルフロートを使って、転覆からの乗り込み練習をしてみる。フロートは浮力が全く足りずどうにもならない。水の汲み出しにバケツかビルジャ塔vが是非とも必要であることも分かった。

帰途、それなりの予想はしていたが、激しい向かい潮。場所によっては小さい渦が出来ていて艇首をとられそうになる。ほとんど前には進まない。必然的に偏流漕行になり、幾分苦労しながらこちら岸まで到達した。後は海岸沿いに北上し5~6kmのペースで帰着。やはり潮流にもグラジェントがあるのだ。

先週金曜からシーカヤックを再開して徐々に体が馴染んできたところだ。両腕があっという間に日焼けした。今回はデジカメに防水ケースを装着して艇上から何枚か撮った。


コメント
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