庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

滑空計算

2006-02-06 22:14:53 | 飛行理論
①とりあえず無風の条件でエリア内(結構広いよ)の行ってい見たい地点にしるしをつけてTLまで直線を引いて距離を測っておく。②滑空比8で最低高度を決める(もちろん高ければ高いほど余裕がある)。

実際は全くの無風ということはまずないし、高度によっても風の条件は異なってくるので、TLまで届かなかったり、高度が余ったりしますが、どうしてそうなったかを後で分析したりするのも楽しいと思います。

この計算に慣れてきたら、次は前もって風や進行方向などの条件を設定しながら編流計算をします。

例えば、対気速度36km/hのグライダーで、23度の方向に進む場合、西風が5m/s吹いていれば、「フライトプランナー(時速でも秒速でも計算できるようにしてありますが単位は統一してね)」http://www.geocities.jp/kantaroliberal/fplanner1a.htm
で、グライダーの対気速度を10m/S(36km/h)、風速5m/s、風向は真西270度、を入力して“対地速度”を出します。11m/s(約40km/h)出てることにりますね。

ということは、無風時の滑空比8に比べて対地的には8.8まで滑空比上がったということになるので、B地点で高度380mもあればTLまで届くということになります。

滑空時のグライダーの対気速度が36km/h(10m/s)で滑空比8ということは、10÷8で沈下速度(率)が約1.25m/sだということなので、対地速度を1.25で割れば基本的にはいつでも対地的な滑空比がでます。

※無風時の水平飛行では変わらない対地速度と対気速度は、滑空の場合は若干違ってきます。ここでも正確にはグライダーの対気速度ではなくて対地速度を使うべきですが、今回は気にしないことにしましょう。次回ちょっと図を使いながら、滑空飛行と水平飛行での速度の違いについて考えてみましょう)



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