庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

すき間に

2006-09-19 22:29:57 | 創作
騒がしい日常生活の
あれこれの作業のすき間に

突然スッと入ってくるあの特殊な感覚
体と心の深いところから湧き出てくる 
あの懐かしい情感

「ここに帰って、ここから出発せよ」と
強く語りかけているような静かで確かな意思

それはまだ明瞭な形を伴っていないが
私の内外に確かに存在する巨大な何かで

私の来し方行く末をつらぬき通して
流れ続ける何かにちがいない

これに従って生きれば間違いないと直感するのだが
それはいつも意識の外から突然やってきて
またたく間に消え去ってしまう

今夜もあれを少しでも形に残しておきたくて
こういう下手な散文詩を試みているが
あれはもう立ち去ってここにはいない

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