笑った!!
『モネ・ゲーム』(5/29 劇場にて)
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制作国:アメリカ(2012年)
原題:GAMBIT
監督:マイケル・ホフマン
脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
(1966年『泥棒貴族(Gambit)』を翻案)
出演:コリン・ファース(ハリー・ディーン)、
キャメロン・ディアス(PJ・プズナウスキー)、
アラン・リックマン(シャバンダー)、
トム・コートネイ(ネルソン少佐)、
スタンリー・トゥッチ(マーティン)、
アンナ・スケラーン、伊川東吾、ジェラード・ホラン 他
オープニングのアニメーションからして、なんだかわくわくして来ます
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限りなく英国っぽいコメディなんだけど、アメリカ映画なんですね。
笑い転げながらも、ハリーが仕返しをしようとしてる相手 シャバンダー氏が あまり悪い人物に見えなくて、ハリーばかりが空回りしている感じが惜しいョね... と思っていたら、シャバンダーの本性は ラストのワンカットにちゃんと描かれていて 大納得
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最初 全く喋らないキャメロン・ディアスも、あまりにもわざとらしく描かれた日本人像にも、ちゃんと理由(わけ)があって、この辺は コーエン兄弟の脚本の妙でしょうか。ホテルマンのふたり、面白すぎます!!
テキサス訛りの明け透けなPJに対して 必要以上に馬鹿丁寧なキングスイングリッシュのハリー、更には日本語訛り ドイツ語混じりと、とにかくもう全体の雰囲気自体が 可笑しい 可笑しい (≧∇≦) 英語が堪能なら もっと面白いんだろうなぁ~。でも、朧な理解でも充分可笑しい!! そして、最後の最後まで 観客は騙されっぱなしという90分なのでした。
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日本人って、お笑い大好きの割に コメディ軽視の傾向があるのは否めませんが、初デートには コメディ映画がいいみたいですョ。周知のこととは思いますが、泣くツボは 誰でも似たり寄ったりなのに対して 笑いのツボは人それぞれ。映画を観て 同じところで笑うのは相性の良い証拠とか。我が家は 恐ろしい程おなじところで笑いますが、斜め前に座っていた熟年男性とも 相性がいいかも(^^;) 尤も、その男性は うち以上にお気に入りのご様子。声も高らかに 拍手までして笑っておいででした
銀座テアトルシネマ クロージング作品
『天使の分け前』(5/29 劇場にて)
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制作国:イギリス/フランス/ベルギー/イタリア(2012年)
原題:THE ANGELS' SHARE
監督:ケン・ローチ
脚本:ポール・ラヴァーティ
出演:ポール・ブラニガン(ロビー)、ジョン・ヘンショウ(ハリー)、
ガリー・メイトランド(アルバート)、ウィリアム・ルアン(ライノ)、
ジャスミン・リギンズ(モー)、ロジャー・アラム(タデウス)、
シヴォーン・ライリー(レオニー)、チャーリー・マクリーン(ロリー・マカリスター)他
先月末日を以て、演劇の劇場であるル・テアトル銀座と共に 26年間の歴史に幕を降ろした 銀座テアトルシネマの最後の上映作品です。
樽のウィスキーは、年に2% 蒸発したりで目減りするのだとか。
その目減り分を“天使の分け前”と言います。
軽犯罪歴があり 八方塞がりの主人公が、ウィスキーのテイスティングの才に長けている事から 活路を見出す... ざっくり言うと そんな話。ところが、八方塞がりも半端じゃなくて、正攻法で身を立てられる程 世の中都合良く出来ていない!! そこで“天使の分け前”です♪ 才能と努力の物語と思って観た方には 少々ウケが悪かった様ですが、なかなかの秀作ですし、ウィットに富んだ上質のコメディでもあります。スコットランドの空気感が 作品全体を包み込んで 独特の味わいです。
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成功者の回想という仕立てなら 真面目な日本人にも受け入れやすかったかもね(^^)b