たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

グランドホテル形式じゃないのね

2014年06月10日 23時41分22秒 | 観る
グランドホテル形式のシチュエーション物かと思ったら 違ってた ( ̄◇ ̄)
グランド・ブダペスト・ホテル(6/8 劇場にて)
原題:HE GRAND BUDAPEST HOTEL
制作国:イギリス / ドイツ(2013年)
監督 / 脚本:ウェス・アンダーソン
出演:レイフ・ファインズ(ムッシュ・グスタヴ・H)、
   F・マーレイ・エイブラハム
          (ミスター・ゼロ・ムスタファ)、
   エドワード・ノートン(ヘンケルス)、
   マチュー・アマルリック(セルジュ・X)、
   シアーシャ・ローナン(アガサ)、
   エイドリアン・ブロディ(ドミトリー)、
   ウィレム・デフォー(ジョプリング)、
   レア・セドゥ(クロチルド)、
   ジェフ・ゴールドブラム(代理人コヴァックス)、
   ジェイソン・シュワルツマン(ムッシュ・ジャン)、
   ジュード・ロウ(若き日の作家)、
   ティルダ・スウィントン(マダムD)、
   ハーヴェイ・カイテル(ルートヴィヒ)、トム・ウィルキンソン(作家)、
   ビル・マーレイ(ムッシュ・アイヴァン)、オーウェン・ウィルソン(ムッシュ・チャック)、
   トニー・レヴォロリ(若き日のゼロ)他

予告編やTV-CMのイメージから ミステリーを期待すると、ちょっと肩すかしを食らうかも。
まず「作家」が語り始めるのは、1968年に休暇で訪ねたホテルでの出来事。うらぶらたホテルのオーナー “ゼロ・ムスタファ” が語るのは、1932年の昔話。つまりは、回想の中に また回想が入った「入れ籠式」。ほら、もう法螺の匂いが プンプンレモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」や「Dr.パルナサスの鏡」ほど荒唐無稽じゃないけれど(あ!! 全部 ジュード・ロウが出てる!!!) 、ゼロと作家が ダブルで昔語りをするのだから、語り部毎に 脚色が加えられた結果かもネ。かと思えば、'32年のシーンには ナチスを思わせる旗や横暴な軍人が登場する場面もあり、コミカルなだけの映画ではない 監督の主張を感じます。

ウェス・アンダーソン監督の前作「ムーンライズ・キングダムを気に入っていた殿は、今作も けっこう好きみたいです。私はといえば、「ムーンライズ・キングダム」は まぁまぁ 考えてみれば、アンダーソン監督作品では、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」も もうひとつ肌に合いませんで... それからすると、今作は 随分楽しく観た様に思います。
コメント (4)
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