たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

ガーデンプレイスで映画は如何?

2009年09月04日 00時16分06秒 | 観る
恵比寿ガーデンプレイス で、映画は如何? ...といっても、ご案内したいのは 恵比寿ガーデンシネマ ではなく、東京都写真美術館 1階ホールで上映中の《写真美術館で観る映画シリーズvol.48》...

ぼくはうみがみたくなりました(9/2 劇場にて)
制作国:日本(2009年)
監督:福田是久
企画/原作/脚本:山下久仁明
出演:大塚ちひろ、伊藤佑貴、
   大森暁美、秋野太作 他

「ドライブ、行かない? 海とか...」
偶然 出会った自閉症の青年と 人生に行き詰まり気味の看護学生。黄色いステップワゴンは 海へと向かい、偶然の出会いは また新たな出会いを呼び...

原作は、自閉症児として生を受けた大輝(ひろき)君の父親である山下久仁明氏が ひとりでも多くの人に自閉症のことを知って欲しいと 2002年に書き下ろした小説「ぼくはうみがみたくなりました」(第1章 第2章 立ち読みが出来ます)。

会場で、原作者の山下久仁明さん 車中のラジオ音声で友情出演の津久井教生さん 両氏に声を掛けさせて戴き、映画の制作に対する思いを伺ったり 同窓(わずか2年違い)であることが分かったりと いろんな話をうかがう事が出来ました。

自閉症は 先天的な障害ですが、名称のイメージから「鬱」や「ひきこもり」などと勘違いされる事も多く、正しく理解して欲しいという思いも込められた今作は、時に主張が強く感じられるかも知れませんが、黄色いステップワゴンをモチーフにポップな雰囲気の中 ジュン君ワールドに寄り添う感覚に嵌っていきます。

そして、なにより 新人伊藤佑貴くんの演技に驚かされます。500人を越えるオーディションから選ばれた 伊藤佑貴くん。自閉症の青年という難役を演じるにあたって、自ら福祉施設を訪れ 自閉症についての理解を深めてから臨んだという淳一役は、原作者を始め関係者を唸らせたといいます。彼の演技だけでも一見の価値あり。こんな新人がいるんだ と、楽しみが増える事 請け合いです。シーンもあります(なんつー宣伝の仕方!!)

「全国順次公開」となっていますが、全ては写真美術館での興行成績次第なのだとか。応援したい作品です。ひとりでも多くの方が足を運んで下されば...という思いを込めつつ 記事をまとめました。

当日、劇場後ろの座席で 秋野太作さんが御覧になっていました。白くてすべっとした肌の美しさにビックリ! 淳一 幼少時代の恩師役で出演です。

KAORIちゃん 誘ってくれて ありがとねぇ〜〜 (*^_^*)


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4 コメント

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難しいですね (ヤナギオ)
2009-09-05 01:07:02
 自閉症と高機能広汎性発達障害の違いや類似性がいまひとつ分からないのですが、そういう人が楽に生きられる世の中にしていきたいですね。
こちらにきたら、是非みたいです。
返信する
ヤナギオさんへ (mayumi)
2009-09-05 01:58:45
> 高機能広汎性発達障害
違っていたらごめんなさい。アスペルガー症候群ですよね?
アスペルガーについては、映画の中でも 単語としては登場しますが、
「よく似た障害に アスペルガーがある」という引用だったので、
私も 詳しくは知らないのですが、まだまだ いろんな誤解が
多いのだと思います。

少しでも沢山の人が 写真美術館に足を運んでくれて、
全国での公開が実現するといいのですが。
その他、自主上映会の引き合いなどあるようですので、
そちらで目にされる事があれば幸いです。
返信する
ありがとう (KAORI)
2009-09-09 15:53:03
ロードムービーとしても十分楽しめますょ
三浦半島のドライブシーンのカメラワーク、観る価値ありデス

そ、シーンあります(笑)
返信する
KAORIちゃんへ (mayumi)
2009-09-09 23:03:56
ほんとほんと。城ヶ島、行ってみたくなるもんネ♪
シーン、ちょっとドキドキよね。
伊藤佑貴くんの背中が、思いがけず 立派な逆三で!
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