というわけで、カツカレーの後は 観劇。
『ベッジ・パードン』(7/1 世田谷パブリックシアター ソワレー)
作 / 演出:三谷幸喜
出演:野村萬斎、深津絵理、
浅野和之、大泉洋、浦井健治
三谷幸喜が描く“のちの文豪”夏目漱石 英国留学時代の物語。漱石の手紙に度々出てくる[ベッジ・パードン]なる女性とは...
1900年...
官費留学生の夏目金之助(野村萬斎)は、日本では英語を教える身であるのに 現地では英語が通じず、同じ下宿の日本人 畑中惣太(大泉洋)の流暢な英語にコンプレックスを感じずにはいられない。そんな金之助も、小間使いのアニー(深津絵里)にだけは 心置きなくお喋りが出来る。下町生まれのアニーは、「I beg your pardon.」を「Bedge pardon.」と訛る。面白がって 彼女の事をベッジ・パードンと渾名する金之助は やがてベッジに心惹かれて行き...
ベッジと呼んだ女性が居たのは 事実の様だけど、英国でのラブロマンスは もちろんフィクション。面白可笑しく展開する一幕目に対し、漱石が英国女性を日本に連れ帰るはずもなく、別れを予感しつつの二幕目は どこか切なく、幕切れは アニーの末路を思うと 笑いの中にも悲しさが漂い 涙...![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
キャストが 実に素晴らしい☆
漱石の 英国暮らしの気詰まり感・堅苦しさに、背広姿で舞台に立つ事の少ない野村萬斎の不慣れな感じが なんともピッタリ嵌っています。深津絵理は 生き生きと楽しそうに アニーでそこに居るし、浅野和之は 早変わりしつつ なんと11役を演じます。なかなか英国に馴染まず、「英国人は同じ顔に見える」という金之助の言葉通り、演じているのは あ役もこの役も浅野和之... という塩梅。可笑しすぎ。そして、流暢に英語を操りつつも実は屈折している惣太を演じる大泉洋が、緩急の使い分けも軽妙で 大振りな芝居がよくマッチしています。流石 舞台人! と思ったのだけど、これがなんと TEAM NACS以外の舞台に参加するのは初めてというのだから 驚きです。舞台出演 どんどんしちゃって下さい。テレビより 全然男前です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif)
芝居では ロンドンで浮気をしちゃった漱石だけど、実際は 日本に残した奥さんにベタ惚れだったんじゃないかしら。奥さん連れで留学していたのだったら、神経衰弱に陥る事もなかったかもネ。
『ベッジ・パードン』(7/1 世田谷パブリックシアター ソワレー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/89/9a1ce3bdd70b0789b26e7c39ef4d64dc.jpg)
出演:野村萬斎、深津絵理、
浅野和之、大泉洋、浦井健治
三谷幸喜が描く“のちの文豪”夏目漱石 英国留学時代の物語。漱石の手紙に度々出てくる[ベッジ・パードン]なる女性とは...
1900年...
官費留学生の夏目金之助(野村萬斎)は、日本では英語を教える身であるのに 現地では英語が通じず、同じ下宿の日本人 畑中惣太(大泉洋)の流暢な英語にコンプレックスを感じずにはいられない。そんな金之助も、小間使いのアニー(深津絵里)にだけは 心置きなくお喋りが出来る。下町生まれのアニーは、「I beg your pardon.」を「Bedge pardon.」と訛る。面白がって 彼女の事をベッジ・パードンと渾名する金之助は やがてベッジに心惹かれて行き...
ベッジと呼んだ女性が居たのは 事実の様だけど、英国でのラブロマンスは もちろんフィクション。面白可笑しく展開する一幕目に対し、漱石が英国女性を日本に連れ帰るはずもなく、別れを予感しつつの二幕目は どこか切なく、幕切れは アニーの末路を思うと 笑いの中にも悲しさが漂い 涙...
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
キャストが 実に素晴らしい☆
漱石の 英国暮らしの気詰まり感・堅苦しさに、背広姿で舞台に立つ事の少ない野村萬斎の不慣れな感じが なんともピッタリ嵌っています。深津絵理は 生き生きと楽しそうに アニーでそこに居るし、浅野和之は 早変わりしつつ なんと11役を演じます。なかなか英国に馴染まず、「英国人は同じ顔に見える」という金之助の言葉通り、演じているのは あ役もこの役も浅野和之... という塩梅。可笑しすぎ。そして、流暢に英語を操りつつも実は屈折している惣太を演じる大泉洋が、緩急の使い分けも軽妙で 大振りな芝居がよくマッチしています。流石 舞台人! と思ったのだけど、これがなんと TEAM NACS以外の舞台に参加するのは初めてというのだから 驚きです。舞台出演 どんどんしちゃって下さい。テレビより 全然男前です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif)
芝居では ロンドンで浮気をしちゃった漱石だけど、実際は 日本に残した奥さんにベタ惚れだったんじゃないかしら。奥さん連れで留学していたのだったら、神経衰弱に陥る事もなかったかもネ。
お芝居は、映画と違って、時間とか劇場とかが限定されてるし、ひょいと思い立って出かけるということができないのが残念。
そうです。確か大泉洋は、nacksの公演以外では、舞台にはでていないと思いました。
出ない、という先入観があったもので、まったくしりませんでした。
教えていただいてうれしいな。そのうちにDVDが出たら、絶対見ます。ゲットします。
それから...
9/10公開の大泉さん主演の映画『探偵は BARにいる』も面白そうで
楽しみにしております。
確か北海道が舞台になっている....とか。
願わくば、「アフタースクール」くらいに、わくわくさせてほしいものですが.....。
最近、松田龍平も ニヒルなだけじゃなくて、緩い役をやったり
幅が広がっていて 期待大です。
大泉洋 in 北海道っていうのも、いい色が出そうですしね (^_-)
↑希望的観測に過ぎませんが。
三谷作品、舞台にはいけないので、
WOWOWを録画して見ています。
今回も面白そうですね。
朝日新聞の三谷幸喜の連載エッセイで、
ベッジ・パードンの裏話を読んで、
是非見たいと思っていました。
放送日程は未定のようですが、ぜひ御覧下さい。
深津絵理さんがとっても可愛くベッジを演じています。
お楽しみに♪