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素晴らしきドイツ感動紀行10・・・新白鳥城は霧の中

2012-11-25 | ドイツ旅行

11/12 きょうは割とゆっくりした日程で、ノイシュバインシュタイン城とビース教会を訪ね、ミュンヘンに連泊です。

アウトバーンを走って、フュッセンまで。ヨーロッパ大陸では車は右側通行。乗用車が左から抜いて行きます。

このあとドライバーさんからフラッシュは困ると注意受けました。すみません。

アウトバーン出てロマンティック街道へ。これは何もロマンティックという意味ではなくローマへの道という意味らしい。

農村地帯に小さな村が時々現れます。どぎつい看板も店もなくて、その替わりに時々教会が。

小さな村の小さな教会~♪

麓のホーエンシュバンガウという町で小さなバスに乗り換え、城の見えるマリエン橋へ着きました。この先にあるはずの城は深い霧の中。

少し降りて城へ。霧が深いです。只今外壁メンテナンス中。

少し先の塔さえ白い霧の中。白鳥城ではなくて白霧城だあーー。EU、ドイツ、バイエルン州の旗は無風状態でなびかず。

入場時間が決められていて、その時刻になると入れます。大勢の人です。日本人と中国人など、アジア系の人が多く、西洋系の人はちらほら。いかにも西洋を感じさせる城のたたずまいがアジア人を引き付けるのでしょうか。

中は撮影禁止。王の死去で未完に終わった城は、死の直後から観光地として公開されたとか。国家財政を傾けるほどの普請道楽の王様は、結果として歴史に名を残し、観光客を今も呼び続けて地元の活性化に役立っている。これこそ歴史の皮肉。

内装は昨日見たニンフブルク城をさらに豪華にした感じ。王のベットの天蓋の彫刻の複雑さ。城の中に物語の鍾乳洞をつくろったり、とすべてが過剰。安定感がない。この城で、ルイ14世とマリアテレサの人形に話しかけながら食事していたという王様、その深い欠落感。決して幸せでなかったのかなと、遠い東洋から来たおばさんは思ってしまった。

今まで見た城がどれも端正で、西洋的、幾何学的安定感に満ちていたのに比べると、山の頂の偽古城、まるでディズニーランドのシンデレラ城のようで現実感がない。おっと、ディズニーランドがこの城を真似たのだった。

帰りは山道を20分ほど歩いております。霧です。

登って来る人もいます。ウォーキングにはいい距離と勾配です。

馬車も営業。大雪でバスが不通の時は馬車が活躍するそうで。

マメ科の植物。名前不明。

長い松ボックリのようなのが落ちいてる。ドイツトウヒ?

白い実は何?ポツダムでも見ました。

下りてきました。ホーヘンシュバンガウ城は王が少年時代を過ごし、のちにはここで新白鳥城の建設を見守っていたとか。ここも見学できますが、本日はしません。

またまた写真撮っていただきました。麓にはホテル、レストラン、土産物屋などがあります。

それにしても、帽子をまっすぐかぶれんのかい!!

ホテルのようです。

大きなレストランには日本人ツアーが何組も食事しています。旅行中初めてのポタージュ。おいしい!!

パンも出ました。感激。パンくらいでこんなに喜べるなんて。

メイン。人参たくさん、お米を蒸した?のがついて、チーズ入り?の鶏肉。日本人好みの料理だと思いました。

デザートは写し忘れましたが、こちらのレストランはなかなかにおいしかったです。

北へ32キロ、世界遺産のビース教会へと向かいます。バスの中からはうまく写せませんが、時々小さな集落が現れます。

ビースの巡礼教会。元は手前の小さな礼拝堂でしたが、18世紀半ば、キリストの木像が涙を流したとの話で巡礼が盛んになり、新しく教会を建設。1983年、世界遺産に指定。

ヨーロッパではナラもカシもひとまとめにoakと言うらしい。信者さんによって彫刻はだいぶすり減っています。

祭壇。お天気悪くて写真は今日もうまく撮れません。

イルカに乗った少年だそうです。イルカと言えば城みちる。広島県呉市(当時は安芸郡音戸町)出身です。

お土産用ろうそく。

信者さんの寄進でできたのでしょうか。信仰の奇跡。

駐車場まで戻ります。雨です。薄暗いです。周りは純農村地帯です。

農家の納屋?が見えます。

駐車場近くにはホテルらしい建物が。

参拝客用の、日本で言うと宿坊みたいなものかも。人気がなくて静かです。

11月はドイツ観光のオフシーズンだそうで。お天気悪かったけど、人が少なくてよかったです。


 

ちょっと残念なので、姫路市のある太陽公園内のお城を。昨年12月の写真です。

こちらコンクリート作り。メンテは簡単そう。というか償却したら壊してもいいし。宗教法人なので、税金関係がどうなっているかは不明。


 

予約サイトではミュンヘンのホテルゲルマニアはあまり褒められてなかったけど、私はそんなに嫌ではなかったです。

駅至近、フロントの女性が愛嬌がいい、買い物便利、木材多様の古い建物で落ち着くということでしょうか。

レトロです。

いかにもヨーロッパのホテル。

朝食もいろいろありました。ドイツ中どこへ行っても同じような朝食。安心して食べられました。パンの向こうのソーセージのようなのは魚肉ソーセージ味のペースト。袋を破ってパンに塗って食べます。添乗員さんがおいしいと教えてくれたので、食べてみました。

生野菜の代わりにピクルスいろいろ。これならお腹に安心です。今回はコンチネンタルでなくて、ビュッフェでよかったです。風呂もツインの方はすべて大丈夫でした。私はシングルルームなので、フランクフルトだけはシャワーの部屋でした。

こうして旅行記を書きながら振り返ると、ドイツって無駄なものはないけど、必要なものはシンプルかつ便利に提供され、心地よかったです。

照明のスイッチ。直径は5センチ以上ある。押しやすい。日本の小さなスイッチ、ちょっとしたことだけど、ちょっとしたストレス。年寄り、障がい者にはこちらの方がいいと思う。

トイレも押しやすいです。大小二つに分かれているところもあります。

チェックイン後、添乗員さんに連れられて希望者は近くのスーパーLidlへ買い物に。ホテル出て左へ。大通りの向こうに見えます。さらに左へ行って信号渡って行けばホテルから5分くらい。食材豊富、お値段激安。珍しいドイツのお土産はここで買うといいでしょう。

https://plus.google.com/108262705969524539984/about?gl=jp&hl=ja#108262705969524539984/about?gl=jp&hl=ja

このスーパーではたくさん買い物したけれど、クノールのサラダドレッシングの素も。粉末の醸造酢、乾燥ハーブが入ってます。野菜にパラパラッと振り掛け、水とオリーブオイルをテキトーに入れて混ぜればあら不思議、ただの野菜がとってもおいしいサラダに。優れもの。瓶のごみが出ないし。日本でも売ってくれないかなあ。

一袋で3、4回分。5袋パックで0.79€。90円くらい。

ついでに粉末スープの素も購入。カップにすると10杯分は作れます。オニオン、ブロッコリー、マッシュルーム、アスパラガス、キノコ、トスカーナ風トマトといろいろ。どれも0.35€。日本円で40円くらい。ああ、ドイツ人がうらやましい。

ドイツのスーパーマーケットはとても楽しい体験でした。ドイツの生活がよく分かるし、そのあとは各自で町歩き。私は歩いて中心部の書店まで。でもお目当てのドイツの植物図鑑はありません。残念。(このあと、ディンケルスビュールで購入)

明日はいよいよローテンブルクへ。「明日はお天気らしいよ」とドライバーさんが添乗員さんに。realy?と思わず聞き返していました。そう、ずっとお天気悪くて、明日こそはと期待したいもの。

ミュンヘン二日目の夜はボリュームいっぱいの食事。丸いのはジャガイモのすりおろしたのに小麦粉を混ぜて丸め、ゆでたものです。日本のお餅のような食感でした。

ツアーの皆さんもすっかり打ち解けて、毎回楽しくお話しします。今回は夫婦か一人参加で、静かな旅でした。

10月に「女三人かしまし旅」という、三人で参加したら一人部屋半額のドイツツアーがあったけど、行かなくてよかったかも。女一人できっと浮いてしまう私。バズで、かしましさんの一人と相席にでもなったら最悪。いゃあ、よかった、よかった。

今回はご夫婦にはなるだけ近寄らないようにしたけど、迷惑な場面もあったかも。しばしの反省。

コメント (2)
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