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集団的自衛権って・・・

2014-05-18 | 日記

先日の記事読み返して、自分の勘違いに気が付いた。日本人が危険な目にあってるのを米軍が保護しているとき一緒に相手と戦うということですよね。

なんでこんな変な前提を持ち出すのか、まったくもって意味が分からない。米軍に保護されるより、第三国に保護された方がまだ危険が少ないと思う。損得抜きの、日本人を助けたいというそんな奇特な国があるのかと言えば、ありましたね。

湾岸戦争のとき、確かイラクから脱出する日本人を助けに行ってくれたのはトルコの飛行機。トルコの飛行機なので安全だったのでは?

なぜトルコかってあまり知られてませんが、幕末、和歌山県の串本沖で遭難した船の乗組員を助けたのは串本の漁民たち。船を出し、人を救い、凍えた人は一緒の布団に寝て人肌で温めたり、乏しい衣服を与えたりしたという。その恩があの形で現れたと言われています。

国際親善とは国と国の構えを取り外し、どこの国の人だろうと困っているもの同士で助け合うという、人間として当たり前の気持ちから来るものではないだろうか。遠い昔の漁民のおかげで、トルコは今も親日的。日本の戦後の経済成長を見習いたいと思われてもいるとか。他国から尊敬されるのはそれしかないと私は思う。

だいたい、世界中の紛争に首突っ込んで、世界を、アメリカの軍事力を背景とした秩序の中に置きたいアメリカは、気に入らない勢力には国際法やその国の法律まで無視して介入し続けてきた。その国と同じ行動することは、戦争の当事者になること。私はまっぴらごめんです。

なぜそうしたいのか、お顔を拝見する限りでは、説明する気は元々ないらしい。前提として持ち出す例があり得ないような設定。嘘をついてでも突破すればあとは何とかなるというのは、オリンピックの招致の時のスピーチも同じ。事実に対して、言葉に対して誠実であってほしい。

誰が日本の軍国化を望んでいる?国民の中では少数派だと思う。日本が軍隊の強い国になり、東アジアで軍事的な衝突が起きれば、この地域の経済は停滞するし、世界中のバランスもまた不安定になる。

国連の安全保障理事国になり、強国の仲間入りをすれば周りの国ににらみがきくとでも思っているのだろうか。としたらとんでもない勘違いである。世界を仕切る国の仲間入りをして、その先に何を目指すの?

強い国というファンタジーに国民は付き合いたくない。そう思う人が大多数ではないだろうか。

いえいえ、こんなこと書いたらもう半分は相手の思う壷。

日本は法治国家。国民が選んだ国会で法律を決める。法文はいろいろに解釈できないよう、厳密な言葉で書かれている。どの場合も意味は一つ。法律をどう当てはめるか対立した時には裁判で決める。行政府は法律に従い、国民のための政治をするところ。

国民に一言の相談もなく勝手に憲法の解釈変えて、日本人を戦争に行かせるなんて、本当にとんでもないことである。私たちの世代の感覚なら、大規模なデモや国民運動が起きたり、国会が空転して内閣不信任案出すくらいのことがあってもいい。そのくらい大変なこと。

私も含めて国民はおとなしく、野党もまただらしない。こんな劣化した国だったのかと愕然とする。昔なら、言葉で世論の流れを作るくらいの在野のオピニオンりーダーがいたけれど、今はネットの発達もあって、意見が却って一つの流れにならない。

ああ、どうしたらいいんだろう。お祖父ちゃんのしたかったことを孫がするなんて、素直なのは家の中だけにしてもらいたい。お孫さんはもっと現実主義者になるべき。あまりの独断専行はアメリカにも警戒されているのに。歯がゆい。

 

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生口島いくちじまの観音山に登る

2014-05-18 | 日記

連休以来、五月晴れのいい日曜日が続きます。本日は瀬戸内しまなみ海道の生口島にある観音山に登りました。

自宅発9:10頃、途中でガソリン入れて山陽道福山西からしまなみ海道に入る。尾道からよりもアクセスがいい。

向島、因島ときて、生口島は三番目。生口島北で高速を降り、島の西側海岸を走ること30分余り、垂水天満宮過ぎて左の山道へ行きます。登山口は240mの高さにあり、車停めてそこから45分で山頂へ行く予定でしたが、道はずっと手前で崩壊していて通行止め。仕方ないので切り替えして道の脇に駐車していたら、さっき追い越した男性登山者が追い付いてきました。

林道を三人で、話しながら歩きます。

暑くなく寒くなく、風はさわやか、一年に何度もない登山日和です。あちこちの山の話をしながら楽しく歩きます。

マルギウツギ

ナルコユリ

林道を歩くこと30分余り、やっと登山道へ入ります。よく整備された木陰の歩きやすい道です。

フタリシズカ。花はもうすぐ。

芸予諸島の島の中でいちばん標高の高いこの山は、瀬戸内海水軍の全盛時代、のろし台があったそうで、地元では火滝山とも呼ばれるそうです。

山頂直下に火滝観音堂があり、島の東方向が遠くまでよく見えます。火滝は火焚きから来たのでしょうか。

御堂は絶壁の上に建っています。

手前の建物は、行事の時に集会所として使うらしいです。施錠してないので、出入り自由。

不心得者が中で火を焚いて火災にならないかとちょっと心配。

一段高いところに東屋あり。そこで三人でお弁当を食べました。そのあと、あと180mと標示された頂上へ向かいますが、10mも行かないうちに三角点に。拍子抜けしつつ、頂上確認。山での距離の表示はしばし当てになりません。

車のところから90分くらいは上ってきた感じ。

同行の男性が三角点にリュックを立てかけ、カメラを取り出しています。

垂水地区とは反対側の集落の人たちが、観音堂の世話をしているようです。垂水地区へは人も車も全面通行止めですが、そこから私たちは上がってきました。

男性は瀬戸田港へ向けて尾根を縦走するとのこと。頂上で別れて、私達は来た道を引き返します。

フデリンドウ。頂上付近で。

コウヤボウキ。頂上付近で。

30分ほどで登山口へ戻ります。これは林道から振り返ったところ。

大きい標識もあるので迷いません。

林道脇で自生するミツバ。今夜のおかずに少し頂きました。

午前中に通った崩壊現場をこわごわ通過します。アスファルトの下は空洞で、また崩れそう。

麓は垂水と言う地名。急な斜面で水がよく出るところでしょう。途中に大きな砂防ダムあり。

これ、我が家にもある。買った時には名前憶えていたのにもう忘れた。後で調べます。

クサイチゴ。甘味が凝縮されて美味。登るとき、三人でたくさん食べたけど、帰りにまたたくさん食べた。新鮮でおいしい。日向のは生暖かく、日陰のは冷たくて一層おいしい。

3:00登山口発。帰る途中には平山郁夫美術館、西の日光耕三寺など見どころたくさんあるけれど、すべてパス。ミカンノ産直市で甘夏二個買い、甘夏のジェラート320円を食べて再び山陽道復帰。小谷SAで運転替わり、自宅までは私が運転。

島はいいお天気で、一周道路は平坦、ウォーキングにサイクリングの人、観光バスのお客さんなど、賑やかでした。

山でいい汗をかいて、心と体の澱が汗とともに流れたようですっきりと気分良くなりました。去年から今年前半、ほとんど山へ行ってなかったけど、県内でもまだまだ未踏の山はたくさん。暑くなるまでは頑張って登りたいです。

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