集団的自衛権行使というのは、とりもなおさず米国の相手国への宣戦布告。それが却って日本人民を危機に陥れる。
私は今、極東で戦争の危機があるとは思えない。邦人が米軍艦に救出されるような場面があるとも思えません。限りなくあり得ない例を出して、世論を煽る。とてもまともな政治家とは思えません。
また、戦争は何も国だけがやるのではありません。紛争地域へ介入したなら、テロリストの報復を招きませんか。テロリストには戦争の作法はありません。大掛かりな武器も不必要、やる気さえあればダメージを与えることができます。9・11がいい例です。
首相の説明する「日本人の危機」の話、あり得ないような前提ばかりで、お涙ちょうだいの情に訴えるばかり。国際政治はもっと冷静、したたかな世界だと思います。こんな粗末な理屈で国民を納得させようなんて、国民はバカではありません。舐めるのも大概してもらいたい。
ここで集団的自衛権を通してしまえば、先の戦争で亡くなった人が本当の犬死になってしまう。死者への本当の追悼は、二度と同じような犠牲者を出さないことではありませんか。
こんないい加減な理屈で戦争したがるお坊ちゃま、一国の指導者にいただいていいんだろうか。小選挙区制のからくりで、そして一票の格差のからくりで、民意を反映しない政権がのさばっている不幸。
ピースボートの活動から政界入りしたこちらの方の意見、参考になりました。
http://www.kiyomi.gr.jp/blogs/2014/05/27-1108.html?__from=mixi
この方も脇が甘いところがあり、秘書の給料問題で一時は政界を退きましたが、質問の舌鋒鋭かったので、たぶん狙われたのだと今になれば思いますけどね。
大した議論もせず、アメリカに頼まれているわけでもなく、憲法を無視して戦争をしたがる・・・独裁国家ではなく、ちゃんとした法治国家のはず。自分の趣味で法律をゆがめるなんてとんでもない。早く辞めてほしい。