昨年今頃、掃除してお化粧してからでにないと着物着られない。
今年はまだ一度も着ていない。たくさんの古い着物、どうする?
またまた朝から掃除。なかなか片付かない。ベッドのマットレスを上げて、風通して、冬物も片づけて。
片付けながら思うこと、まあなんてものが多いのかと。
旅行に行くとき、国内だろうと海外だろうと、あれば便利かなあ・・・というものは持って行かない。それはたいてい使わないから。国内だと、行った先でたいていのものは買えますよね。
それを普段の暮らしにも当てはめるとしたら、用途が限られる便利グッズなどは買わない。出かけて心惹かれるものもとりあえずは買わない。家にあるもので、まだ着るかなあと思う服は捨てる。押入れ、箪笥、クローゼット、ぎっしりものを詰め込まない。どんどん捨てる…とこういうことですよね。
買うときは楽しい。初めて使うときも楽しい。二度目に使うときもちょっと楽しい。
でも、それを片付けて、今度出して使うときはそう楽しくない。どこかに仕舞い込んで忘れたらもう全然楽しくない。久しぶりに掃除して昔買ったものが出てきたら、懐かしいものは少し、たいていは捨てようかどうか迷うのさえストレス。
捨てるというのは自分のこだわり、固定観念を捨てること。それが難しい。しかし、ものに振り回される暮らし。何とかしなければ。自分の要らないものは他人だって全然要らない。
ものの不自由な時代を知っている親に育てられた私たちの世代は、まだまだ物を捨てるのが下手なようです。