先月行ったばかりですが、近江八幡は小さくて魅力的な市、もう一度行くことにしました。
今回はヴォーリズの建築をいくつか見ました。彼はもともと、英語教師として赴任、キリスト教の伝道をするので二年で職を解かれるも、帰国せずに一生を日本で過ごします。
学校教育、キリスト教伝道、そして西洋建築と、彼の足跡はそのまま、日本近代が西洋文化を受け入れこなしていく過程でもありました。
今、目にするのは近江八幡を中心にして残る建築群ですが、その時代の新しいものもなぜか今となっては懐かしく感じてしまうのは、質実なアメリカ開拓時代の面影があるからでしょうか。
日本人を妻とし、日本を愛し、日本に帰化し、晩年には両親も日本へ呼び寄せたヴォーリズ。
昨今の日本大好き外国人ブームの走りのような人。近江八幡を中心として、関西にたくさん残されたヴォーリズ建築。まだまだ全部は見きれてないので、また行くかも。遊ぶことなら頑張る私。。。。
ヴォーリズ記念館。後半生を過ごした家。
資料を展示しています。見学無料ですが、予約制。ビデオを見て展示を見ます。
予約時間より早く着きすぎて近所の公園の木陰で待った。とても暑い日で、気分悪くなったけど、建物の中で休むうち治った。よかった。
ヴォーリズ学園、ハイド記念館。ハイドはメンソレータムの発明者。その日本での販売権をヴォーリズは得て、利益を学校教育やキリスト教伝道、慈善事業に活用したとのことです。
中は教室などがあり、何かの行事には使われているようでした。また小さな体育館とつながっていて、内装材の古い木が音響効果抜群。高校生が管楽器の練習をしていました。お邪魔してごめんなさい。
その日のうちに宇治へ移動。朝、部屋のベランダに出て宇治川を見下ろす。
左、宇治平等院へ。右は宇治神社など。源氏物語の浮舟が川に飛び込んだのはあのあたりでしょうか。結構急流です。
宇治へははじめての夫。三度目くらいの私。でも泊まるのは初めて。
京都市内に比べて、ひなびた感じで涼しく、宿泊料も安い。
窓を開けて寝ると寒いくらいだったのですが、夫はそれでも暑くて川の音がうるさかったとのこと。
気温と音の感じ方は人それぞれ。やれやれです。
10円硬貨でおなじみの宇治平等院。一度も焼けたことのないオリジナルだそうです。
ハスを入れて極楽っぽく。
宇治川近辺を歩いて、最後は三室戸寺へ。西国三十三か所十番目の寺。私は四度目くらい。
夫初めて。ハスが盛りでした。
午後からは伏見稲荷へ行く夫と別れ、各自で帰宅。暑くて雨も降った七月の旅でした。
詳細は次回以降に。