琵琶湖東岸の風光明媚な地、見どころがコンパクトにまとまり、中心部は歩いて観光。
京都の人が別壮を構えた土地だったそうで、風情ある落ち着いた街のようでした。
7:00広島発。京都で新幹線から新快速に乗り換え。9:35に近江八幡着。
駅前観光案内所で手漕ぎ船「丸山」の割引券貰って、9:40 長命寺行きのバスに乗ります。
「丸山」へ今向かっていると電話したら「キャンセルじゃなかったですか~?」って。
バスは360円、手前の和船乗り場より100円高いのでその分割引してくれました。
あちら別の事業者。近江八幡は全国でも珍しい手漕ぎ船が残っています。
橋の下を通ります。
バスで再び引き返し、大杉町で下ります。
六月の杜若はもう終わっていました。
水辺のアジサイ。
鳥居の中の「たねや」さんで食事します。これも先月と同じです。
きょうは屋内。山野草の盆栽。ウツギ、ヒメジヨン、チガヤなど。涼味満点。
こちらギボウシにチダケサシ?
と、山野草に癒されまくっていたらお料理が来ました。
六月と同じものを注文。おいしくいただきました。このほかに食前、食後に和菓子が付きます。
元々は種苗業、現在は和菓子の製造販売と和食どころ。
自在鉤に向こうは竈。
日牟禮八幡宮の前を通ってロープウェー乗り場へ向かいます。
八幡山頂上は標高300メートル余り。ロープウェーでぐんぐん上ります。
頂上には豊臣秀次の築いた城があったそうです。
下りて少し上ると瑞龍寺。豊臣秀次の菩提寺。京都にあったのを移築したそうです。
山頂は豊臣秀次の築いた城があり、西の丸あとから琵琶湖がよく見えます。近江八幡の発展の基礎は秀次にあり。悲劇の人ですが、地元では大切に思われているようでした。
ブラタモリ、取り上げると面白そうです。
一時半予約のヴォーリズ記念館。30分も早く着いてしまいました。門はしっかり閉まっています。
暑くて、どこにも飲み物の自販機ないし、頭は痛いし、気分が悪いです。
やっと入れます。素敵な建物、素敵なアプローチ。
暖炉のある広いリビングでビデオ見て、室内の資料を見ます。
ビデオの途中で寝てしまい、目が醒めたらだいぶ気分良くなっていました。
室内撮影禁止。窓辺のみOKです。
続いて近くのハイド館へ。ヴォ―リズ学院の付属施設です。
初めてなのにとても懐かしい眺め。
階段途中の踊り場。ニス塗りの腰板。観音開きの窓フランス窓。日曜日の学校。遠くで楽器の練習をする音。
時間は過ぎ、人は集まり去っていくけれど、変わらないものがある。ここにもあるし、それを見る自分の中にもある。忘れていたものが呼び覚まされる。
信頼とか愛とか、真理を求める心とか。
ものごころがついて社会に出ていくまでの、凪のように至福の時間。その短い時間をどう過ごすかで、きっと自分が形作られてきたのだと。その静かな確信。
私はクリスチャンでもないし、信仰心も持ち合わせないガサツな人間。
でもここにいると心が落ち着く。その不思議なご縁。ヴォーリズ師、ありがとうございました。
幼児教育をしていた部屋。ハイカラ。
24歳、初来日のときのトランク。木製。1905年なら船で来たのでしょうか。
この人と一緒に旅行しました。もう50年の知り合いでごさいます。
さらに歩く。もうとっても暑い。自販機のポカリだけ売り切れ。もうーーー気分悪いーーー
蔵元の中の喫茶店で休む。
即席の保冷襟巻。
氷を二個入れて、落ちないようにクルクルねじり、両側の頸動脈に当てて首の前で結ぶ。
血液を冷やすと体も冷える。内側から冷える。
というようなことを説明するも、笑って相手にされず。悔しい。
ヴォーリズ建築。旧八幡郵便局。今は骨董店など、ショップがいろいろ入っています。
新町通りの古い町並み。この付近まで来るといきなりの豪雨。
急に人影が見えなくなりました。私は晴雨兼用傘さしてますが、夫は傘がなくてずぶ濡れです。
まさか雨が降ると思わなかったそうで。
銀行の軒先に待たせて、傘を売る店を探しますが、小さな町で日曜日は何処も閉まっています。
でも、しばらく行くと靴屋さんがあり、折り畳み傘も売っていたので助かりました。やれやれです。
最後は池田町の洋館街へ行きます。食事前からずっと歩いて、もう15,000歩は歩いている感じ。でもまだまだ歩きます。
池田町の一角は立派な洋館が並んでいます。
建築は専門に勉強した人ではなかったそうですが、各地にいい建物が残っています。確か福岡市内の牧師館もそうだったような。
京都市内にもたくさんあるようです。
こちらは家は新しいようです。イメージは踏襲しているのでしょうか。
八幡小学校。瀟洒な西洋建築。
最後は小幡上筋からバスに乗って駅へ行き、16時過ぎの新快速に乗り、京都乗り換え宇治まで。約一時間で着きます。それはまた次の機会に。
落ち着いた町、西洋建築たくさん、景色もよくて、歩いて回れる観光施設いろいろ。最近、特に人が増えたそうです。
いい町でした。