ただいまベストセラーだそうで。
大変面白く読みました。言うことは明快で痛快、読書は自分はまだまだ知らないことがいっぱいあるという謙虚な気持ちと、人への思いやりを育てるそうです。
そして経験だけで生きる人に比べて、本の中で多くの人生、多くの者の見方に触れ、考える力を養い、生きていく力になると、いいことだらけのようであります。
本は身銭を切って買う。それは私もそう思います。私は本を貸してほしいという人とは付き合いません。貸しません。ケチですか?ケチで結構、本は生きてきた時間を形で表すもの。それがなくなるのは大切な時間が無くなってしまうこと。
過去にどうしても抗しきれずに貸した本、つい相手を信頼して貸した本、いずれも二度と私の元へは返って来ませんでした。
本を借りて済まそうという人は、知に対する敬意がない。そうだから人の大切なものを粗略に扱ってなくしたり捨てたりする。えらそげですが、そういう人とは縁を持ちたくないものです。
だいぶ本題からそれましたが、技術の一つとして、傍線を引き、付箋を付け、読んだ後で心に残った部分はノートに書きだす。そのノートをたくさん作るうちに、自分の知識も増える。
なるほど。手間かかるけど、結局はアナログなそのやり方が定着すると思う。
著者は読書の効能を説く一方で、人と付き合い、仕事をすることも大切な人生の構成要素として上げている。その三つがうまくかみ合ったとき、人は人生を十分に生きていけるのだそうです。
週刊誌はスナック菓子と同じ、カロリーはあるけど栄養はない。人のさもしい心を刺激する記事を読むうち、自分もその毒に置かされるので気を付けるべし。
ネットはもっと切れ切れの情報がほとんど。人の暮らしを覗き、人の不幸を心地よく感じる。行けませんねぇ。ほどほどにしないと。