カシワバアジサイ。これは昨年六月末。今年はどの花も半月くらい早い。
暑い夏になるのかも。
片付けの本を読んだら家の中が片付くわけではないけれど、この本は片付けとはそれまでの人生をリセットして新しい一歩を踏み出すもの、自分が何をしたいか見えてくると扇動するので、本当に片づけたくなってしまった。
片づけられないのは過去への執着と、未来への不安だそうで。なるほど、着ない服、持ち主はとうに大人になったぬいぐるみ、いつかは読むつもりの本など、人間の不安、弱さがものをため込む行動に現れるものらしい。
著者は子供のころから片付け大好き、幼稚園の頃から主婦雑誌を読み、今は片付けのコンサルタント。困っている家や会社で、徹底的に捨てさせ、要るものだけの快適な暮らしを提案するコンサルタント。
片付けは暮らしが風通しよくなるだけではなく、人生に対する姿勢が積極的に変わるのだそうで。
きのう読んでそそのかされた私は、今日、10時ころから16時ころまで洋服類全部出して要らないものをより分けてみた。
思い切って捨てたものもあるけど、この本のように20袋もは不用品は出なかった。2袋です。夫のは触ってません。一部、姑様のデイケア用に譲るのもあります。
ついでにコートなどを日に当ててまた片付けた。
いろいろ出すと自分の歴史をたどるようで面白かった。
何を血迷ったか、35年くらい前、毛皮のコート、ローンで買って、もう全然着ないけど、値段考えたら捨てられません。本当にバカなことしたものですが、あの頃流行ったのです。幼稚園の参観日や、小説の同人会や、そのあと同業者の奥様方の集まりに何度か着て行ったけど、当時からどこも暖房きいてるので脱いで持ち歩くのがとても邪魔で、やがて挫折。
3年前、フランスのコールマールのスーパーで、仲良くなった大阪の人と同じワンピース買って、食事のとき着たら受けました。派手なパンジー柄、ノースリーブ。まったく何を血迷っていたのやら。
と、いろいろ楽しいこと、恥ずかしいことを思い出して、なかなか有意義な一日でした。
本は姑様の本棚から無断拝借。2011年発行。その頃は姑様も片づけなければと思っていたのでしょう。
でも捨てられなかったようです。
現在の姑様の家の状況。
一部屋は和服部屋。箪笥が4棹くらい。入りきれないのは畳の上に無造作に置き、着付けの小物なども一緒に層になって足の踏み場がない。
もう一部屋は書類、文房具、雑貨、ポケットティッシュもものすごくたくさん。そして洋服。洋服はブティックにあるような可動式の洋服掛けをいくつか買い、それに吊るしてある。こちらもほとんど空間がない。
物入れも物がいっぱい。でもまだお姑様は家にいるので全然タッチしていません。
従業員を置いていた部屋は、大部分を夫が自分のオーディオルームにしたけれど、その時もぎっしり詰まった荷物の整理に大変だった模様。私はタッチしてませんが。
一つだけ残った従業員の部屋は古い洋服、古いカーテン、古い布団…何でもあってこちらも畳は一畳分くらいしか見えない。たまに思いついて捨てるけれど、すっきりするのには毎回資源ごみ出しても1年以上かかりそう。
人のもの勝手に捨ててるって???とんでもないって????
50ねんくらい前、私と付き合ってた頃の夫の冬のコートとか、義弟の中学校の体操服とか、義妹の学校の制服とか、勝手に捨ててます。要るんだったと苦情が出たら、私が私のお金で買いなおすつもりです。ありえないけど。
仕舞う場所があったからたまってしまったのでしょう。
本買うくらいだから何とかするつもりだったのでしょう。でも、もう体力気力ともになくなっていたのでしょう。
代わりに不肖の嫁、この私がこれからも勝手にどんどん捨てるつもりです。壊れた電気毛布、義妹の置いていった下着などなど。
ああ、全部なくなればどんなにすっきりするでしょう。
この本は写真や図版は一切ありません。求道的な片付け本、でも読後、私はは片づけたくなりました。よかったらどうぞ。
話のついでに。最近、同窓会へ持って行くバッグ、考えるのですが、なかなか決まりません。
軽くておしゃれで、服に合って、荷物たくさん入って、いいとこのマダムに見えて(全然そうじゃないけど)、安くてってバッグ、なかなかありません。
で、アマゾンで見たこちらのバッグ。23万円って・・・たぶん一桁違うと思う。
でも本当だったら怖いのでクリックしない。色違い持ってるので、たぶんもう買わないけど。