さて、12/5の京都弾丸一人旅の続きです。よかったらどうぞ。
宝筐院は紅葉の盛りはやや過ぎていましたが、ものみな盛りばかりを見るものではなく、少し衰え始めたころがなお一層哀れを誘うと、かの吉田兼好も言っております。
やがて来る冬への予感、止め難い時の移ろい・・・時は過ぎに過ぎ、時間を重ねて少女は立派なばあちゃんに。
毎年、花は咲きモミジは散るけれど、同じ年は二度とめぐってこない。これこそものの哀れなりって・・・今日もばあちゃん、変なこと言ってます。
年末が来るのが嫌なので、現実から逃げています。そうじ、片付け、仕事色々、やらないと過ぎて行かない。どうします?
年末嫌い。年初めの事務いろいろも嫌い。冬眠しているうちに早く春が来ないかなあ~
駄言深謝。
宝筐院の続き。奥の方のドウダンツツジ。今が盛り。
小さな葉があまりに鮮やか。赤に夏の緑が隠れている。赤が深い。
しかし、絵の具で混ぜると濁るんですよね。全く同じ色でなくても、原色を使うと、絵の場合、鮮やか。
ドウダンツツジ
こちらもツツジらしい。
静かです。
落葉多数。
モミジに染められた道をたどる。
今日は一人だけど、いつか誰かと歩いてみたい。誰かな・・・
と、いろいろ考えながら次は隣にある清凉寺です。
山門。別名嵯峨釈迦堂。釈迦如来像が有名。嵯峨の立釈迦、讃岐の寝釈迦のあのお釈迦様らしい。
境内広い。嵯峨野めぐりはここに車停めたらいいとある方の情報です。
この付近は余り混んでません。
源氏物語のモデルと言われる源融の別邸跡が10世紀には寺院となり、今に続いている由緒正しい古刹。
紅葉もあります。聖徳太子堂はどこも六角のようですね。
大寺院は、歩くのが大変なので本日は奥まで行きません。奥には紅葉もあるそうですが。
http://kyoto-k.sakura.ne.jp/momiji1112.html
嵐山へ戻ります。振り返るとさっきの山門が。
ここは参道だったらしい。
立派な鳥居の中は野々宮神社と愛宕神社の御旅所だそうで。
祭礼のときの神様の行列がここまで来て休み、また戻る。
愛宕神社は愛宕山山頂の神社ですが、そこから降りるのは大変なので麓にあるのかも。
広島の厳島神社だと地御前神社まで、船に乗って神様がやってきます。広電宮島線を横切るので、そのときだけの踏切があります。普段は閉鎖されているようです。
若いころの二年間、地御前に住んでいたので、あの付近は散歩コース。
ずるずるといろんなこと思い出します。
あちら小倉山?
歩き疲れたので、天竜寺斜め向かいの古民家カフェで一休み。
表通りの喧騒が嘘のような静かな店内です。
向こうは韓国からのお客様。
続いて嵐電で二駅、鹿王院で降ります。
駅からは10分ほど。もうすぐです。
1380年、足利義満が普明国師に建てさせた禅寺。
門は創建当時のもので、覚雄山の額は義満が書いたそうです。知らなかったので見てこなかった。
貰ったパンフ、現地でよく読むべきでしたね。
モミジにばかり気を取られて、扁額知らず。
中にも宝物いろいろ、気が付かずに庭ばかり見ていた私。反省。
鹿王院はまだ続きますが、本日はこれにて。
昨日は、夫親族の家族三人、赤ちゃん一人が姑様のところに来訪。
お弁当持参で来てくれたので、助かった。私はお茶とお菓子の支度だけした。
10か月の赤ちゃんのしぐさに全員が和んで、二時間後解散。
赤ちゃんの持つ力は偉大なり。姑様が赤ちゃんの紙オシメを不思議そうに見ているので、「小さいですね」と言ったけど、分かったのかしら。
大人用のオシメに見慣れているので、とても小さくてかわいく見えた。