松本清張 短編集 張込みを読む
松本清張の短編集は読むのが好きだ、一時は結構こっていた。
推理小説短編集の第一集
第一版が昭和40年、出てくる背景が昭和の20年代後半から30年代の
光景がでてくる、例えば「地方紙を買う女」では新宿から甲府まで準急で
2時間30分とか・・当時の国鉄の準急が走っていた時代。
そういえば昔は登山に行くのに新宿発の夜行の普通列車があった。
殺人犯を張り込み中の刑事の目に映った平凡な主婦の秘められた過去と
刑事の主婦に対する思いやりを描いて著者の推理小説の出発点と目される
「張込み」
判決が確定した者に対しては、後に不利な事実がでても裁判のやり直しは
しない、一事不再理、という刑法の条文をヒントにした「一年半まて」
などなど全八編
時代背景が昭和のこの時代が面白く読むことができた。
松本清張の作品はほんとに中毒性がありますね
自分はやはり時代背景の部分で昭和の背景で特に
鉄道の関係する描写が好きです。
藤沢周平はほとんど読んだのですが、また読み返して
みようかと思います。
男はつらいよは全部見ました、今2回目3回目を
見てるところです。
長編も読んでいて面白いですが
短編も切れ味が凄いですね。
比較的時間が取れる冬は
清張作品か、藤沢周平を読むのですが
この冬は今のところ
「男はつらいよ」でいっぱいです。