My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

再読 国境の南、太陽の西 村上春樹を読む

2019-08-17 08:30:05 | 2019年本

随分前、たぶん20年ほど前に読んだと思いますが

村上春樹 国境の南、太陽の西

僕が生まれたのは1951年だ・・主人公 自分と一回り違うんだ・・

大学の時はいくつかのデモに参加し警官隊とも戦ったが、4年間は語ることはなにもない。

今の僕という存在に何らかの意味を見出そうとするなら、僕は力の及ぶ限りその作業を続けていく

しかないだろう・・

そして三十になって結婚した、有起子、彼女の父親は中堅の建設会社の社長だった・・・

父親の持ちビルの地下にJAZZを流す上品なバーを開いたそして雑誌に紹介され事業は順風漫歩

二店舗目も開業 こどももでき絵にかいたようなしあわせな僕・・

僕の前にかって好きだった初恋の島本さんが現れてきた・・・

日常に潜む不安の要素をだしてくる作品。

なんか今読めば、この順風漫歩の人生てなんなんだよな・・というか贅沢すぎるだろう・・

違う世界過ぎて読んだあとちょいため息が出る感じでした。

1992年作の作品なんでバブルの余韻もあるのかと思える。

 


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