随分前、たぶん20年ほど前に読んだと思いますが
村上春樹 国境の南、太陽の西
僕が生まれたのは1951年だ・・主人公 自分と一回り違うんだ・・
大学の時はいくつかのデモに参加し警官隊とも戦ったが、4年間は語ることはなにもない。
今の僕という存在に何らかの意味を見出そうとするなら、僕は力の及ぶ限りその作業を続けていく
しかないだろう・・
そして三十になって結婚した、有起子、彼女の父親は中堅の建設会社の社長だった・・・
父親の持ちビルの地下にJAZZを流す上品なバーを開いたそして雑誌に紹介され事業は順風漫歩
二店舗目も開業 こどももでき絵にかいたようなしあわせな僕・・
僕の前にかって好きだった初恋の島本さんが現れてきた・・・
日常に潜む不安の要素をだしてくる作品。
なんか今読めば、この順風漫歩の人生てなんなんだよな・・というか贅沢すぎるだろう・・
違う世界過ぎて読んだあとちょいため息が出る感じでした。
1992年作の作品なんでバブルの余韻もあるのかと思える。