この前読んだ地面師たちが面白かったので、この作家の新庄耕の本を
もう一冊読んでみようと思ってAmazonでぽちっと
今回の話は不動産業界で働く若者の話・・・
学歴も経験も関係ない。すべての評価はどれだけ家を売ったかだけ。
大学を卒業して松尾が入社したのは不動産会社。
そこはきついノルマとプレッシャー、過酷な歩合給、あいさつ代わりの
暴力が日常の世界だった・・・・
物件案内のアポも取れず、当然家なんかちっとも売れない。
ついに上司にやめてしまえと通告される。
松尾の葛藤する姿が共感を呼ぶ・・・
しかしこうして読んでみたら不動産会社てけっこうえぐいなという感想
そうそう、2年前にマンションにリハウスするかと考えて何社かマンション
の案内を受けたけど、いまだに忘れたころに電話がかかってくる、もちろん
しかとしてる、もうリハウスする意思はないので・・・
でもこの本読んでいかに不動産営業マンが必死かというのがよくわかった。
顧客を案内するのを順番をあらかた決めておいて最後に本命の物件につれて
いく(不動産会社が売りたい)・・
そういえばいまの家をかった30年ほど前もかなりいろいろな物件を案内
されたけど、何か今ひとつ、間取りはいいけど駅までバスで遠いとか、
横のアパートの階段から家が丸見えだったとか、全体に暗い感じの家とか
最後の案内になったのが今の家・・これもストーリー通りなのか??
今の家が間取りは5LDK 阪急からあるいて12分 車も無理したら2台
止められる・・たしかこの物件ほかにも案内が入っているからと言われて
急いで申し込みした・・あれ嘘やったのかな、この本では嘘をついてる
いわゆる回しという手法
いい物件の前に今一つの物件を案内して最後に本命の物件で一気に契約に
つなげるという手法
なるほどね・・・・