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4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

血盟団事件 中島岳志を読む

2017-07-20 21:08:49 | 2017年本


血盟団事件、さほど詳細はしらなかったけど、5・15事件の前に起こったテロだということは知っていた。

そうそう血盟団・・・

中島岳志 以前はよく報道ステーションにコメンテーターで出ていた、北海道大学准教授から現在東京工業大学准教授

政治学と近代史、有名な本ではリベラル保守宣言

1928年昭和三年 、日本での革命を目指す日蓮の教えを説いてる宗教家 井上日召は流浪の末に茨城県大洗にたどり着く

巧みな弁舌と理論で農村の若者たち 農家や教員を魅了し、そして東京大学の革命を志す若ものも魅了し

カリスマ的指導者として君臨する。

天皇を唯一として国家社会主義の元の革命を目指す・・

大川周明 北一輝との交流もあり、次第に大きな存在になる。

血盟団事件とは、日蓮主義者 井上日召に感化された若者たちが起こした連続テロ事件で井上準之助(元大蔵大臣)を暗殺した小沼正

団琢磨を暗殺した菱沼五郎の二人はともに大洗出身の若者。

当時は世界恐慌のあおりを受け、深刻な不況が続いていた、第一次世界大戦が終結した1919年以降経済は悪化の一途をたどり

貧困問題が拡大していった、特に地方や農村の荒廃はひどく、出口のない苦悩が社会全体を覆っていた。

彼らはそんな閉塞的な時代の中でスピチュアルな救いを求めた。

そして自ら国の理想のために捨て石になる覚悟を固めた彼らは

一人一殺を掲げるテロリスト集団 血盟団に変貌した・・・

興味深く読めた・・・

危機的な国の状況の時に、時に宗教的な教えのもとに革命を目指す

イスラム過激派アイシルの元祖は日本にもあったのだな・・

時に宗教はこのような方向で革命を目指す方向へいくという習性があるのかとも思った・・危機的な状況であればあるほど危険でもある。

カルトな宗教は多い

自分としては理解できないのが日蓮の教えから日蓮宗のほかにありとあらゆる日蓮系宗教団体ができているというのが

なんなんだろうと理解ができない

創価学会はもちろん日本最大ですが、顕正会てのがあって、たまたま新聞を配ってたので見たら、なんかすごい、創価学会にはいってる人が

天罰が下ったとかすごい攻撃的な、びっくりする、まったく理解不能

なんとややこしい日蓮宗系と日蓮系?

いずれにしても浄土宗の自分には理解できない。

日本会議が今、日本を宗教的な部分懐古主義で日本の歴史を揺り戻そうとしているいわゆる反動勢力という部分である種見方をかえれば

今の立憲主義 国民主権 基本的人権 平和主義をつぶしにかかっている団体。

日本会議政治議員連盟は代表が安倍と麻生 ほとんどの自民党の国会議員が入っている、小池百合子も入っている 民進党も一部の議員が

入っている。

日本はこの今の時計を明治にもどそうとする勢力と民主主義を推し進める勢力のせめぎわいである

安倍晋三にいわせたら、あんな人たちが民主主義を推し進める勢力です。

これが今の日本の支配者構造そのほころびが 森友家計 大臣の不規則発言にでている。

もう化けの皮ははがれはじめている。

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