物語は千葉の南房総の金谷港が舞台・・・
金谷はよく行った、仕事でも通ったし ドライブでも行った
岬の見える喫茶店があるのも金谷の近くだった・・
東京湾を横断するフエリーが発着する小さな港町金谷を舞台に、約三十年に
わたって、紡がれる出会いと別れ
,
そして奇跡と再生の物語。
愛する妻、大きな母を失った血のつながらない父子。
挫折して故郷に戻ったバレリーナと寄り添う書道講師。
映画好きの同級生に恋した女子中学生の一大決心。
卒業間近に親友となった二人の男子高校生。
余命宣言を受けた元妻と数十年ぶりに偶然再会した男、彼らを見守る
フエリーの案内係 椿屋誠。
無機質に見えた彼の心と表情も人々の出会いに別れに触れ・・・・
最後の話はフエリーの案内係と余命宣告をうけた元妻が金谷の小さな病院
に転院してきたところの話だった。
フエリーの案内係は物語の猿まわしのような役割かなとおもいつつ最後は
主役へ
すばらしいハートウォーミングの物語でした。