My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

旅立ちの日に 清水晴木を読む

2024-11-16 10:04:10 | 2024年 本


物語は千葉の南房総の金谷港が舞台・・・

金谷はよく行った、仕事でも通ったし ドライブでも行った

岬の見える喫茶店があるのも金谷の近くだった・・

東京湾を横断するフエリーが発着する小さな港町金谷を舞台に、約三十年に

わたって、紡がれる出会いと別れ
,
そして奇跡と再生の物語。

愛する妻、大きな母を失った血のつながらない父子。

挫折して故郷に戻ったバレリーナと寄り添う書道講師。

映画好きの同級生に恋した女子中学生の一大決心。

卒業間近に親友となった二人の男子高校生。

余命宣言を受けた元妻と数十年ぶりに偶然再会した男、彼らを見守る

フエリーの案内係 椿屋誠。

無機質に見えた彼の心と表情も人々の出会いに別れに触れ・・・・

最後の話はフエリーの案内係と余命宣告をうけた元妻が金谷の小さな病院

に転院してきたところの話だった。

フエリーの案内係は物語の猿まわしのような役割かなとおもいつつ最後は

主役へ

すばらしいハートウォーミングの物語でした。

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