ドストエフスキーを読むのは・・37年ぶりぐらいになるか・・・
学生のときにドストエフスキーは何冊か読んだ、罪と罰も読んだ、内容は結構ぼんやりした感じだが
絶望読書という本で・・・ドストエフスキーがおすすめになっていた。
たしかに・・
貧しき人々は学生のときに読んだ、タイトルは自分だという自覚をもって読んだように思う。
将来に金があるとも思えない、どちらかというと貧しいほうへかもしれないと思いながら読んだ。
貧しいながらにこの恋の物語
小心で善良な小役人 マカール・ジェーヴシキンと薄幸の乙女ワーレンカとの往復書簡の形式を
とった小説。
都会の吹き溜まりに住む人々の孤独と屈辱を訴えて心理的葛藤を描ている。
学生のときが共感できたのは若いというのもあったし、先がさほどみえないのもあった・・
今の50後半の自分が読んでも自らのとの違いもあるが、この純真な心に関してはなにか
新鮮なものがあったなと思う。