金子勝先生の近著
平成経済衰退の本質を読む、時代がかわるとともに平成の経済を振り返る。
すごくわかりやすい バブルの崩壊から失われた30年 そしてリーマンショック 3・11
時系列で本質を突き止める、根幹はひとつだった・・
はじめにの部分で・・
日本はもはや先進国とは言えない。
今の日本は厳しい目で自分を見つめなおす謙虚さを失ったかのようである。
それこそが、戦後日本経済の美徳の一つであったはずなのに、だ。
いまや政府は平然と公文書や政府統計を改竄するようになり、森友加計問題では、改竄を支持し
国会で偽証を繰り返した高級官僚がが不起訴になり、高額な退職金を受け取る一方で、改竄をしいられた現場
の近畿財務局職員は自殺に追い込まれた。
閣僚が公職選挙法や政治資金規正法に違反しても、一切罪が問われることはない。
政府だけではない、名だたる大手企業でもデーター改竄や会計粉飾が当たり前になり、それが露見しても
経営者は責任を取らない。
かっての日本はトップから末端の現場まで生真面目に物作りに取り組み、それが高品質の日本製品を世界に広めたはずだ
どう見ても日本は衰弱する国である。
ナショナリズムをかきたて、いくら中国が嫌いだ、韓国が嫌いだといっても何も始まらない。
実際中国のフアーウエィや韓国のサムソンに勝てる日本企業は見つからない、かって有数を誇っていた日本製品は
自動車を除いて次々と地位を落とし、情報通信、バイオ医薬 エネルギー関連など先端分野は日本企業はすべて立ち遅れた
・・・・
から金子先生の言葉で始まる
この本は本当にすっと平成の経済がわかりやすい本で特におすすめです。
先週の金曜日 大竹まことゴールデンラジオ金曜日 大竹紳士交遊録