KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC.登山部 2019.01.09猪尻山・大平山・大禿山

2019年01月10日 | 香川の里山
新年あけましておめでとうございます!

今年も健康(主に腰痛)に留意しながら、WOC登山部で色々な山登りを楽しみたいと思います。


2019年年明け最初の登山部は、エントツ山さんが掲示板にアップしていた、

今年の干支の山『猪尻山』に登ってきました。

昨年も一月に登った山ですが、今回はエントツ山さんが載せていたルート図に従って

登り口が駐車場から少し南側に下がった場所からのスタートになります。復路は

『猪尻山大天狗』から『国分寺カッパドキア』を下るルートです。

今日のメンバーは総勢9名。3年ぶりにコウちゃんが復帰しました。

といってもメンバーの半分は初対面。新しく参加する人復帰する人などで

参加者が次第に増えて賑やかになってきた登山部です。


いつものように遍路道の入り口脇に車を停めて、新年の挨拶を済ませて8時50分にスタートです。




麺法師さんが防寒対策万全で望んでいますが、その格好で前回と同じように

自衛隊の演習場に迷い込んでしまったら、今ならレーダー照射されると思いますよ!




駐車場から南に下がり東に農道を進むと、道がカーブする手前の山側に白い凝灰角礫岩が露出した

場所が登山口です。道の脇の木の枝に小さく『猪尻山登山口』と書かれた木札が掛けられています。







最初は開けた比較的なだらかな白い岩肌を登って行くと、岩肌は隠れ

背の低い松とネズミサシの生える道になります。










踏み跡はしっかりとしていて所々にテープもあり迷わずにどんどんと登って行け、

次第に高度があがってくると、後ろには国分寺の市街地の景観が広がり始めます。

厚着をしているメンバーが途中で一枚脱いで調整をしています。







お嬢様も順調に登ってきます。




傾斜が急になり初めると乾いた岩肌は滑りやすく、

登山靴のグリップが効かずに所々でメンバーが足を滑らせています。




左手に大岩が見えると『猪尻山5合目』の木札が掛けられていて、

さらに傾斜が急になってきます。復路に歩く予定の『カッパドキア』への分岐を探しながら登って

いたのですが、おしゃべりに夢中でどうやら見逃したようです。

岩場になるとトラロープが張られていて、これを頼りに滑らないように登って行きます。














木々が生えていない岩場からはすぐ後ろに『大禿山』そしてその奥に

国分寺の南部の里山が見渡せます。




右から『峰が原・鷲ノ山』正面に『火ノ山』そして左に『堂山・六ツ目山』が続いています。




岩場を過ぎると樹林帯に入り笹が現れますが、エントツ山さんが掲示板に書いていたように、

地元の人の手によって刈られています。その内に足元はザレ場になり歩き慣れていないルリちゃん

他のメンバーも足を滑らせ歩きにくそうにしています。







ザレ場を過ぎる最後の急登をロープを握ったり木々に掴まりながら登ります。

















急登が終わり傾斜が緩くなると直ぐに電波塔のある『猪尻山・四等三角点』に着きました。

恒例のセニョさんの三角点バンザイ!




ここからは以前の『五色台カントリー』の跡地にできた太陽光発電所の

フェンスに沿って歩いて行きます。先ほどまでの急登を登ってきた後のアイドリングタイムです。







太陽光発電のパネル越しには『峰山』と高松の市街地に点在する里山が見えます。




フェンスに沿った道が終わると当時のゴルフ場の面影を残す唯一の門柱があり、

そこを過ぎると道の左脇に大桜の足元に『猪尻山・最高点』があります。

ここでセニョさんのバンザイと記念撮影!笹の生える足元で背の低い三脚では上手く撮影できずに

コウちゃんが笹に隠れてしまい杉さんは後ろの木と上着が同色で同化しています。










最高点からは西に樹林帯を下って県道へと出ました。先ほどの太陽光発電所は一応立ち入り禁止に

なっているので、こちらからが正式な登山口になります。








県道から舗装路を北へと歩いて行くと大きな電波塔の脇に『大平山』の三角点があります。

但しこの三角点の正式名称は『新居・二等三角点』になっています。

ここも木々に囲まれていて眺望はなく、登頂感とか達成感とはほど遠い場所です。







大平山で記念撮影をした後は往路を戻ります。途中から高松空港のレーダー跡地に向かって進み、

『立ち入り禁止』と書かれたフェンスのゲートの横からひょいっと中へ入り、

また太陽光発電所へと戻って行きます。













『猪尻山・三角点』からは先ほどまで難儀をして登ってきた急坂を下ります。

やはり今年に入って雨が降らず乾いた道は滑りやすく、時折『キャー』と声が上がっています。













格好なポイントでスマホを構えていたのですが、お嬢様も上達したのか

苦手な急な下りもハプニングもなくネタ切れです。つまらん (;´Д`) 





登りの時は振り返る余裕もなく見落としていた眺望が目の前に広がってきました。







登りの時に見逃した分岐をエントツ山さんの載せていたルート図とスマホのGPSを確認しながら、

片手でにスマホ片手でロープに掴まりながら降りるとズルっと尻もち。

上からは既にお尻をつきながら降りてくる姿も見えます。








分岐点には黄色い二枚のテープと小さな木札が掛けられていましたが、

登りの時はその枝が倒れていたので見逃してしまったようです。

(横にある枝に括り付けておきました)




分岐からしばらく少し登り気味にトラバースして進んでいくと、

前を行くメンバーの話し声が聞こえてきました。

追いつくとご夫婦が下から登ってきていて、そのお二人に道を尋ねていたようです。

すると奥さんの方から『KAZASHIさん!』と声をかけてもらいました。

『???どこかでお会いしました?』と尋ねると『雪山の笹ヶ峰の南尾根を登った時に!』

と答えてくれました。

お二人はナッチーさんとジェントルパパ(膝痛回復男?)さんでした。

笹ヶ峰の時は雪山だったので皆さんほぼサングラスをかけていたので、ほとんど顔を覚えていなくて

失礼なことを言ってしまいました。




その時は久しぶりの雪山に随分はしゃいだように思います。(その時の写真です)










ジェントルパパさんが足を滑らせ何度もナッチーさんの前に転がり落ちて怒られていたのも・・・!(笑い)






ナッチーさんと少しお話をした後、今度はテープを目印に下っていくと

『猪尻山大天狗』と呼ばれている、凝灰角礫岩の大岩テラスの展望台に出ました。







テラスの向こうには『国分台』の平らな山容、そして南側には

国分寺の市街地がほとんど見渡せる最高の眺望です。














ここでこの眺望を眺めながらのお昼にします。

幸いにして今日は北からの風で丁度テラスの上の木々が風を遮ってくれて、

さほど寒くもなくゆっくりとできました。










お昼ご飯を食べた後はこのテラスの下に広がる、カッパドキアへと下って行きます。

以前はほとんど藪こきで道が判りにくかったテラスの直下も、テープと踏み跡があり

迷わずに下りて行けます。










国分寺カッパドキアの谷は県内でも珍しい白い岩肌の谷です。長い年月で風化した岩が

所々でキノコやカエルにも見える不思議な雰囲気のする場所です。

谷の西側からも登れますが、谷の全景や奇岩を眺めるには東側のルートが適しています。








谷の際を時折現れる奇岩を眺めながら下って行くのですが、風化した露岩は滑りやすく

谷の際や岩肌を下るときは注意が必要です。谷から少し離れた道は羊歯道になっていますが

ここも羊歯が刈られていて問題なく歩けます。










谷の反対側にはガマガエル岩?




キノコ岩というよりはコブラ岩?




こんな大岩もその内に根元が風化し崩れてしまうのでしょう。

やっさんも奇岩を喜んでくれています。








カッパドキアの白い岩肌が終わり、背の低い松の生える岩肌そして昨年登りで歩いた羊歯の海も

きれいに刈られて苦も無く歩けます。

この時すでに3年ぶりに山歩きを再開したコウちゃんは膝がガクガクだったようです。







思ったより早く下山ができたので途中で目の前に見えた『大禿山』に登ります。

『大禿山』は『おおはげやま』ではなく『おおかむろやま』と読むそうで、『禿』とは

昔の子供の前髪の末を切り揃えて後ろも結ばない髪型だと言う事ですが、

この山容からきているのでしょうか?

『如意輪寺公園』まで車で移動して、トイレ休憩をした後

ここも立ち入り禁止の公園の土手を歩いて、『国分八幡宮』の東側の階段から取り付きます。




階段が終わると左に尾根への道を進んでいくと道はたっぷり落ち葉の積もった道。




八幡さんからの道と合流した後は山頂に続く一本道です。

標高は176mほどですがここも途中からなかなかの急登です。










山頂には以前にあった石祠が変えられて真新しい綺麗な祠になっていました。










先ほど上り下りした猪尻山が正面に見えます。

今回使った登りのルートに白い露岩が続いているのがよく判ります。





記念撮影をした後は途中でギブアップした(笑)コウちゃんの待つ公園へ戻ります。








そして最後に恒例のIRIBITOさんのお店の美味しい珈琲を頂きます。




今日はコウちゃんがドリップを担当です。








年明け最初はのんびりと里山歩きと思っていたのですが、意外な急登の上り下りに

短い時間でしたがけっこう楽しめたコースとなりました。

しばらく冬の間はこうした里山と時々雪山にもチャレンジしていく予定です。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (え~ちゃん)
2019-01-11 13:47:17
早速、今年の干支の山・猪尻山へ登りましたか~ご苦労様です!
仮称・国分寺カッパドキアへは道の整備をして頂いたので良かったですね~五色台の三角点の有る最高点・大平山にも登り・・今年のスターは幸先がいいのでは?・・今年も皆さんのご活躍をお祈り致しておりますよ~(^_^)/
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カッパドキアで嬉しい再会 (膝痛軟弱男)
2019-01-12 09:01:51
雪山の笹ヶ峰、楽しかったですネ
雪山は転んでも痛くないし、子供心をそそります
私も思い出しました
Kazasyiさんが、クククッと声を殺して笑っていたのを‥‥
またご一緒出来るのをのを楽しみにしています
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同じく腰痛男 (kazashi)
2019-01-25 08:25:54
膝痛軟弱男さん、コメント頂いたのに
確認するのが遅くなりました。

堂山夕暮れ隊にとっては初めての雪山だった笹ヶ峰。
雪もたっぷりあって、おっしゃる通り童心に帰って
楽しかったですね。
膝痛の具合はいかがですか、私は冬の時期だけの腰痛が、通年になりそうです。
また雪山遊びがしたいですね!
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