里山悠々録

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マルチ栽培のタマネギに早めのばらまき追肥

2025年02月06日 | 畑:土物類

越冬中のマルチ栽培のタマネギに追肥をしました。
天候が崩れそうと言うことで急ぎ例年より少し早めの追肥となりました。
種まきは9月6日、植え付けは11月4日。
4条の黒マルチが3ベット、植え付け本数は前年よりやや少ない450本ほど。


品種のメインはタキイ種苗の「ネオアース」ですが、前年から早生種を少し作っています。
カネコ種苗の「錦毬(きんきゅう)」と言う品種で、全体の15%ほど。
何と言っても貯蔵性抜群の「ネオアース」は絶対ながら春の1ヵ月ほどは端境期になります。
そこで早生種を試しています。
これがその「錦毬(きんきゅう)」。


昨年の経過から品種を変えようと思ったのですが、種が残っていたという消極的選択です。
前年は出だしはまずまずと見ていましたが、次第に生育がイマイチとなりべと病を発症。
今年は肥え切れを防ぐため元肥を多めにし、追肥も早めにすることにしました。
もともと苗が小振りだったので、想定していたような姿です。


葉色は良く芯も確かなのでこの程度なら良しとしましょう。
メインの「ネオアース」の生育は少々バラついています。


一部補植もしていますが、欠株はありません。
やはり苗が小振りだったので大苗で越冬することはないだろうと見ていました。


全体的にやはり小振り。ただ葉先が多少枯れるのはあまり問題ではありません。
芯の2、3葉がしっかりしていれば大丈夫です。


我が家の越冬時の姿は大概こんなもので、例年並みと言ったところ。
かなり貧弱な場合も結果オーライのことが多かったのでこの程度ならあまり気にしていません。
昨年は暖冬で、我が家としてはかなり大柄で越冬しました。大苗で越冬するとトウ立ちのリスクが高まります。
案の定暫くぶりでトウ立ちが見られたものの支障のない程度でした。
今年の姿は昨年に比べるとずっと小振りなのでトウ立ちの心配はないでしょう。しかし、逆に小玉になる懸念はあります。
「ネオアース」を作るようになって以来、大玉が続いているので、それは何としても避けたいところ。
追肥を少し早める理由でもあります。
これまでも何度か書いているとおり、昔は追肥をしない主義でした。
マルチ栽培では緩効性、遅効性の肥料を組み合わせ全量元肥でやるものとされていたのです。
ある時、高齢の方がマルチの上から肥料をばらまいているのを見て無駄なことをと思いました。
しかし、もしかしてと試しにやってみると目に見えて効果があったのです。
目に鱗と言うものですが、これが偶然だったのか理にかなっていたのかは未だ分かりません。
以来毎年続けており、特段悪かった憶えもありません。
我が家のマルチのベットは中高の かまぼこ形に作ってあります。
そもそもは排水をよくするためですが、肥料をばらまくのにも好都合です。
植え穴を狙ってやることはしません。粒状肥料をベットにバラまくだけです。


それで自然に転がり植え穴に入っていきます。


2、3粒から数粒は入っています。


もちろんマルチ上に留まっている肥料やベットから落ちてしまうものも多くあります。


しかし、何れ雨や雪で溶ければ流れて入り多少は役立つだろうとラフに考えています。
逆に植え穴に入りすぎると肥え焼けの心配があるかもしれません。
何れ水に溶けないことには効果がないので、予報を見ながら早めにやるようにしています。
途中からみぞれがパラつき出しました。これで上手く効いてくれれば有り難い。
長期貯蔵中のタマネギの状況については後日記します。


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