里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

アスパラ菜はわき芽(子茎)の収穫盛り

2024年11月26日 | 畑:花菜類

アスパラ菜は例年より遅く9月半ばに種播き、今月早々から穫り始めました。
今年は欠株もなく生育も揃い、主枝(親茎)の収穫は全て終わりました。
間を置かずして1週間ほど前からわき芽(子茎)の収穫が始まりました。


わき芽の収穫が始まれば1株から複数の子茎が穫れるので、最盛期入りとなります。
アスパラ菜は主枝(親茎)、側枝(子茎、孫茎)と長く収穫が続きますが、この時期が一番のピークで食べ頃、アスパラ菜の旬です。


主枝(親茎)はしっかりしたわき芽が伸びるよう数芽残しで穫っています。
但し、実際には節間が詰まっているためもっと多くのわき芽が出てくることが多い。


穫るのは茎の伸び具合などから花の咲き始めくらいが丁度ですが、花が多少咲いても問題ありません。


わき芽は本数が多く一挙に穫るのは難しいので、多少穫るのが遅れてもやむを得ません。
この株を穫ってみます。


中央に主枝(親茎)の穫り跡、左下に数日前にわき芽(子茎)を穫った跡が見えます。
花の見える2本を穫ります。わき芽(子茎)を2、3芽残して切ります。


わき芽を多く残せば、これから出るわき芽(孫茎)の本数は増えますが、細く短くなります。
子茎の本数が多い場合は残す芽の数は極力抑えた方がよい。
穫った後。ここからさらにわき芽(孫茎)が伸びてきます。


数株穫ってみました。


茎が太くしっかりしたアスパラ菜が穫れました。
アスパラ菜の茎は太くても軟らかく、花、葉と余すところなく美味しく食べられます。
こちらは寒咲花菜。


我が家のナバナ類ではアスパラ菜に続いて穫れます。


こちらも今年は欠株がなく生育が揃っています。
まだちょっと見では花芽が見えていません。


来月早々の穫り始めを想定していますが、どうでしょう。


2回目のブロッコリーの頂花蕾も大きい

2024年11月25日 | 畑:花菜類

今年のブロッコリーの植え付けは3回。2回の予定が苗の不調のため追加で播き直したもの。
今では一見したところでは区別がつかないかもしれません。品種は全て「緑嶺」。


太い側枝が多数伸びているため畝間がすっかり埋まってしまいました。


見えている花蕾は全て側花蕾。
太く大きな側枝が伸び花蕾が生長しており、ほどなく穫ることになりそうです。


これが2回目のブロッコッリーで追加で播いたもの。


1回目のブロッコリーの苗が全て順調ならなかったものです。
種播き8月1日、植付け8月28日、追肥土寄せ9月25日。
概ね順調に生育しました。
株も1回目のブロッコリー同様大きく育っています。


ブロッコリーはしっかりした株にしないと大きな花蕾を穫ることは難しい。
小さな株では収穫は早まるものの小さい花蕾になり、側枝も小さくなります。
大きな頂花蕾になってきました。


気温も下がってきたので花蕾が乱れる心配もなくなりました。
花蕾は締まり綺麗な姿になっています。
側枝(わき芽)も太く大きな葉に生長してきました。


小生は頂花蕾だけでなく側花蕾も頂花蕾並の大きな花蕾を目指しています。
1回目のような側花蕾は無理としてもそれなりの充実した側花蕾が期待できそうです。
穫り頃のこの頂花蕾を穫ってみます。


直径約15㎝で3Lの大きさになっています。


これが3回目のブロッコリー。


本来ならこれが2回目でした。こちらも概ね順調に生育しています。
花蕾が生長してきました。2回目のブロッコリーとはかち合うかもしれません。


1回目のブロッコリーの側花蕾と2、3回目のブロッコリーの頂花蕾もかち合いそうですが、やむを得ないでしょう。
これから春先まで頂花蕾、側花蕾、孫の花蕾と連続して穫り続けたいもの。

ナバナ類の穫り始めはアスパラ菜

2024年11月08日 | 畑:花菜類

ナバナ類とは広い意味でアブラナ科野菜のトウを利用するものと言えます。
我が家で最初に播いているナバナ類は2種「寒咲花菜」と「アスパラ菜」。
まずはアスパラ菜を穫り始めました。


今年は気温が高いため例年より1週間ほど遅く播いています。
悪条件の種播きでしたが、適度に降雨があったためか欠株もありません。
追肥土寄せ後の生育も順調。種播きが遅い分、穫れ始めは遅いものの想定した通り今月早々から穫れ始めました。
株の中心から主枝(親茎)のトウが伸びてきます。
殆どの株でトウが伸び出し、すでに過半は収穫が済みました。


蕾のうちから穫ることもできますが、主枝(親茎)のトウは蕾のうちだと短かく少々もったいない。
このくらいに花が咲きトウが長く伸びてきたところで穫っています。


アスパラ菜は軟らかく、多少花が咲いてからでも問題ありません。
これは少々穫り遅れ気味ですが、穫ってみます。


主枝(親茎)は数芽残して切ります。


収穫後。すでにわき芽(子茎)が伸びています。これが伸び出し何れ収穫されます。


わき芽を多く残せば本数は沢山穫れますが、茎が細くなります。
一見数芽残しのつもりで切っても地際のところは節間が詰まっているため後にはもっと多く出てきます。
わき芽(子茎)からさらにわき芽(孫茎)を穫るので、残すわき芽は多くしない方が得策です。
これらは数日前に穫った株。すでにわき芽(子茎)が大分伸びてきました。


主枝を穫り終わった頃にはわき芽が穫れるくらいに伸びてくるでしょう。


数株穫ってみました。


主枝はトウに付いている葉が大きい。茎、葉、花余すことなく美味しく食べられます。
そもそもはアスパラ菜はサカタのタネが「オータムポエム」として売り出したもの。
我が家のアスパラ菜はトーホク種苗のものですが、通称使用として自由に使えるのでしょう。
アスパラ菜は中国野菜の「菜心」と「紅菜苔」を交配させて育成された野菜。
かつては「菜心」や「紅菜苔」も作ったことがあります。今はアスパラ菜に全て置き換わりました。
こちらは、同じナバナ類の「寒咲花菜」。


こちらも今年は欠株がなく、生育も順調。


12月早々からの収穫開始を見込んでいます。

1回目のブロッコリー大きな頂花蕾が穫り頃

2024年11月06日 | 畑:花菜類

今年のブロッコリーの植え付けは3回になりました。
そもそもは2回の予定でしたが、苗が不調のため追加で播き直したもの。
品種は全て「緑嶺」。


1回目のブロッコリーの頂花蕾を1週間ほど前から穫り始めました。
今穫り頃になっているものが多い。


種播き7月16日、植付け8月8日、追肥土寄せ9月5日。
概ね順調に生育しました。
大雑把な言い方ですが、ブロッコリーの花蕾は株の大きさにほぼ比例します。
小さな株では早くは穫れても小さい花蕾で終わってしまいます。
その極端なものがボトニング(早期出蕾)と言われるものです
畝間は80㎝と広めながらすっかり葉で覆われました。


さすがにこれでは少々茂りすぎの感じですが、安心感があります。
大きな花蕾に育ってきました。


但し、気温が高いと花蕾が乱れることがあります。
一時のような高温ではなくなってきたのでその心配はなさそうです。
花蕾は締まり何れも綺麗な姿です。


小生は頂花蕾だけでなく側花蕾も頂花蕾並の大きな花蕾を目指しています。
そのためには太い側枝(わき芽)に生長させる必要があります。
土寄せ時点からしっかりした側枝が出ていましたが、大きく生長しており期待できそう。
頂花蕾の見える手前に伸びているのがこの株から出ている側枝(わき芽)です。


穫り頃のこの頂花蕾を穫ってみます。


直径15㎝くらいになっています。3Lの大きさです。


これが追加で播いた2回目のブロッコリー。


こちらも概ね順調に生育。花蕾が見えてきました。
1回目が穫り終えた頃に穫れそうです。
こちらは3回目のブロッコリー。


これは本来なら2回目だったもの。順調な生育ですが、1、2回目とはっきり生育差があります。
あまりかち合わず収穫できそうに見えます。
これからそれぞれのブロッコリーの頂花蕾、側花蕾さらには孫の花蕾と春先まで穫り続けるのが目標です。


ナバナ類2種の生育は順調で追肥と土寄せをする

2024年10月19日 | 畑:花菜類

ナバナ類2種とは「寒咲花菜」と「アスパラ菜」のこと。
生育は順調で、追肥と土寄せをしました。
今年は異常に気温が高く、例年より1週間ほど種播きを遅らせました。
この辺りは強粘土質土壌で、ごろ土が酷かったのでかなり不安でした。
これが「寒咲花菜」。


直播きなので発芽が一番の問題。
例年、欠株が出たりして、追い播きすることもままあります。
それが今年は欠株がありません。
種まき後、連日雨が降り水分十分だったことがプラスに作用したようです。
発芽後、2回に間引きをして1本立てにしました。
多少生育にバラツキは見えるものの例年と比べ上々です。


見にくいですが、畝の両肩に速効性の粒状肥料を施します。


管理機で土寄せ。


今年は雨が多く機械が殆ど使えていませんでしたが、ようやく使えます。
それでも未だ湿気は多い。


土が跳ね上がり葉に掛かかりやすいので注意しないといけません。ごろ土は相変わらずです。
鍬で手直し、株元までしっかり土を寄せます。


このくらいの大きさの時が強風には一番弱いので土寄せが不可欠です。
土寄せが終わると、急速に株が生長してきます。バラツキは殆ど目だたなくなるでしょう。


「寒咲花菜」は我が家郎党で人気が高い。12月早々からの収穫開始が目標になります。
こちらは「アスパラ菜」。


やはり例年なら欠株が出て、追い播きすることがあります。
今年は欠株がありません。
「寒咲花菜」と同様2回に間引きをして1本立てにしています。


追肥。


同様に管理機で土寄せ。


鍬で手直し、株元までしっかり土を寄せます。


これで土寄せは完了です。


こちらは11月上旬からの収穫が目標です。