昔、数棟あったパイプハウスは老朽化し10年余り前までに全て解体。集約して1棟だけ水稲の育苗ハウスにしています。
それも資材は50年以上にもなろうかという年代物なので育苗期間以外はビニールを剥ぎ災害リスクを回避しています。
今やこのような旧式のハウスは殆ど見かけなくなりました。
但し、解体集約する折り、ハウスを強化するため支柱は全て2本にしました。
したがって、老朽化しているとは言えパイプは通常の2倍の本数になっています。
さらに筋交いを入れ、それぞれのパイプを針金で縛り強化を図りました。
それでも弱っていることは間違いないのでこの時期に点検と補修をやるようにしています。
さらに筋交いを入れ、それぞれのパイプを針金で縛り強化を図りました。
それでも弱っていることは間違いないのでこの時期に点検と補修をやるようにしています。
まずパイプ同士を縛っている針金を締め直し、弱っている針金は交換します。
次に妻面の補強している柱をチェックします。
かなり原始的ではありますが、山から切り出した栗の木を強化の柱にしているのです。
栗材は水に非常に強く他に優る木材はありません。しかし、土の中に入っている部分は次第に腐れます。
これは柱を補強している杭が大分腐っているので交換です。
切り出したばかりの栗の木は重く扱いにくいのでしばらく放置し軽くなったものを用います。
新しい杭を打ち込み、太い針金でしっかり縛ります。
このようなものはあと1本だけでした。
次に屋根ビニールを抑えるマイカー線を止める足場用パイプをチェックします。
このような旧式のパイプハウスは屋根ビニールをマイカー線で持たせる仕組みになっています。
したがって、マイカー線を両側で止めている足場用パイプに大きな負荷が掛かります。
このような旧式のパイプハウスは屋根ビニールをマイカー線で持たせる仕組みになっています。
したがって、マイカー線を両側で止めている足場用パイプに大きな負荷が掛かります。
これが弱ると暴風時にハウスごと持ち上げられ吹き飛ばされることもあるので最も重要です。
補強杭を縛っている針金の緩みを締め直します。
これは締め直している時に針金が切れてしまいました。
杭は大丈夫なので針金だけ交換です。
これは杭が腐っており交換です。
保管していた適当な長さの栗材を利用します。
杭を掛矢で打ち込み、太い針金でしっかり縛って出来上がり。
数本交換し終了しました。
毎年点検補修していると数年くらいで一巡するようになり、被害を受けるリスクも抑えられ丁度良い。
全て一挙にやるとなると負担が大きく被害を受けるリスクも高まります。
栗材は市販の材料などより遙かに強く補強材として一番。全て自ら山から切り出したもので経費も僅か。
里山の天然資源の有効利用で環境保全にも繋がります。
但し、体力は若干消耗します。そんな時は一服しながら石垣に生えた南天を愉しみます。
これは育苗ハウスのすぐ裏にある日本スイセン。
これは育苗ハウスのすぐ裏にある日本スイセン。
石垣のそばにあり気温が上がるため1月半ばくらいから蕾が膨らんでいました。
何時も咲き出す前に助っ人が採って行くのでなかなか開花に至りません。
少し離れた別のところで咲いているのを見つけました。
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