里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

白菜の冬囲いをする

2019年12月23日 | 畑:葉菜類
 いよいよ厳冬期を迎えるので、白菜を囲いました。
 囲い用の白菜の品種は、トーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。
 

昨年は、久しぶりに「金将2号」を播きましたが、今年は今主流の黄芯系の品種に戻しました。播種期は早生種より2週間遅らせて8月27日に播きました。台風19号では傷められたと思いましたが、結果的には揃いも良く、いずれも大玉になっています。


完全結球まで進んでいるものもありますが、外葉がすこぶる元気で枯れ葉がほとんどないため、昨年のように結球が外葉から飛び出すようなものは見られません。囲うには、近年では最もいい状態かもしれません。


 囲い用として作っているのは20数株の畝が2列。
 早生の品種も2列ですが、まだ残っています。


 今はまだ早生種「郷秋60日」を収穫しています。こちらは外葉は傷んできましたが、中は問題ありません。

 基本的な囲いは、白菜を作業場の中に取り込んで囲う方法ですが、すべて取り込むのはスペース的にも大変なので、畝1列は畑の中に残します。
 畑に残す方は、一般的に行われている結球部分を外葉でくるみ、藁で縛るやり方です。


昨年は結球が外葉から飛び出すくらいに結球してしまい、外葉でうまく包み込むことができませんでしたが、今年は、しっかりと十分な外葉で包むことが出来ました。


全ての外葉を縛ることが出来たのは、これまであまりなかったような気がします。


さらに不織布で覆いました。これなら、かなり結球を守ることが可能ではないかと思います。


 作業場に取り込む1列分は、よく行われている新聞紙で包むやり方です。外葉を少し残して包みます。

逆さまにしてきっちり寄せ、その上に段ボールなどを掛けて防寒します。

26個ありました。みんな助っ人がやってくれましたが、今年はいずれも大玉のため包みにくかったようです。


 できれば、白菜に根を付けたまま株ごと引き抜き、寄せてわら束を使って畑に囲う方が、新鮮な白菜が維持できていいのですが、わらの確保が難しく手間暇がかかり無理です。畑に残した白菜から消費することになるでしょう。
 4キロ級の大玉です。