里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

筍を水墨画で描く

2020年05月15日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

 筍を水墨画で描きました。
 今やイノシシのお零れを頂戴している状態のタケノコですが、今年は良いものが、それなりに採れています。根元がどっしりと太いのが良いタケノコです。竹藪に自然に生えているタケノコをモチーフに描きましたが、少し単調になってしまいました。
 孟宗竹のタケノコをよく見ると、皮は硬く光沢があり、縞や斑点のようなものも見えます。また、産毛も生えています。葉の先は硬く尖っており、手に刺さると結構痛いものです。このような特徴を水墨で表すのはなかなか難しい。
 タケノコのこれらの特徴は新鮮だからこそ際立ちます。採った後、鮮度が落ちると光沢が悪くなり、産毛も乾いて白っぽくなってきます。タケノコは朝採りし、掘ったらすぐ茹でるのが一番です。