里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

庭にサクラソウとクリンソウ

2020年05月24日 | 

 庭にサクラソウ(桜草)とクリンソウ(九輪草)が咲いています。ピークは過ぎましたが、まだ楽しめます。
 今は色んな花が見られる時期になってきましたが、我が家の庭を明るくしているのが、このピンクの色。


 草花に疎い私は、みんなサクラソウと思っていましたが。しばらく前、助っ人に丈が高くなるのはクリンソウと教えられました。
 もっともどちらもサクラソウ科サクラソウ属なので、同じと思うのも無理はありません。
 これはサクラソウ。

 サクラソウは高原や山地に自生する多年草で、江戸時代から作られ、品種も数百あると言います。西洋サクラソウと区別し、日本桜草と言われます。

我が家のサクラソウは母が植えたものでしょう。4月下旬から咲いています。


 こちらがクリンソウ。


 5月になってから咲き出しました。色は紫がかった濃いピンクです。


 サクラソウとよく似ています。しかし、明らかに丈が高くなり葉も大ぶりです。花の咲き方も違います。


 以前はこれほど目立たなかったのですが、ここ2、3年急に多くなった気がします。思い当たるのは、この前にあるコウヤマキが大きくなりすぎ、切り詰めたことです。これで割を食ったのがアズマシャクナゲ。日当たりが良くなりすぎたのか、とうとう大株の2株が枯れてしまいました。ダイモンジソウもかなり薄くなってきました。逆に、このクリンソウが育つ条件が良くなったということだと思います。クリンソウには悪いけれどアズマシャクナゲの方がずっと大事だったのです。覆水盆に返らずですが。
 九輪草の由来は、花の付き方が仏塔の屋根にある「九輪」に似ているからと言います。

 下の早く咲いた花はもう枯れています。花が段に咲き、九輪に見えると言うことでしょうか。


 こちらの、花が大分咲き終わったサクラソウは花も葉も全体に小ぶりで、可愛らしい。


と思いきや、確かめたところ、西洋サクラソウ(プリムラ・マラコイデス)らしい。


種がこぼれて、自然に増えてきたということでしょうか。この中では最も早く、4月早々から咲き、次々と咲いて、なかなか終わりません。

 相当数実を結んでいるので、これがこぼれて自然発芽するでしょうか。


 クリンソウと西洋サクラソウ、そして右のエビネも見頃になっています。
 花の種類、品種は豊富で、難しい。