里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

雪中甘藍となる

2021年01月04日 | 畑:葉菜類

これは1月2日早朝の冬キャベツ。
雪中甘藍となりました。
雪の中から掘り出すのが雪中甘藍とすれば、厳密に言うと違うかもしれませんが、記録しておくことにします。


積雪にすれば3センチくらいでしょうか。


この畑は南向きのごく緩い傾斜になっているため、日が当たるとたちまち雪が溶けるので、日が射して間もなく写真に収めました。


冬キャベツは、別名寒玉キャベツ。
このキャベツの品種名はトーホク種苗の「寒玉キャベツ」というそのものズバリの名称。


この品種は今年2年目。
冬キャベツはこれまで何品種か作りました。大きな差はありませんが、この品種は揃いがいいようです。
7月30日に種を播き、8月17日に植付けたもの。
順調に生育し、年内には完全に結球しています。
寒玉キャベツは、雪は問題になりません。
雪を剥いでみます。


寒玉キャベツは寒さに強く、たまに凍害の症状が見られることはありますが、皮1枚くらいのものです。


この辺りは西高東低の冬型の気圧配置で大雪になることはまずありませんが、多雪地帯であっても寒玉キャベツは雪中でむしろ保護されるでしょう。


寒玉キャベツは多少硬いのは当然としても、強い寒さに当たるため甘味と旨味が増します。
アントシアンが出て、紫がかった葉色が寒玉キャベツの目印です。


収穫はまだ全くしていません。
強い寒波が来るというので年末に残っていた秋キャベツを10個ほどまとめて収穫しました。それを消費した後に穫り始めます。
これは午後の写真。


かなり溶けてきました。
2日、3日と晴れ上がったので、今は畑の雪はすっかり溶けています。