里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

老朽化した育苗ハウスにビニールを張る

2021年03月20日 | 田んぼ

水稲用の育苗ハウスにビニールを張りました。
30年以上も使い続けているパイプハウスです。補修と補強は欠かさないようにしていますが、何分老朽化しているハウスなので水稲の育苗専用の利用です。
間もなく育苗が始まるのでビニールを張ります。


育苗の準備は来月早々と言ったところですが、ビニール張りは天候の条件の良いときでないとできないため早めに行います。
一人では無理なので、助っ人の都合との兼ね合いで、昨日やることになりました。助っ人は二人。これなら楽勝です。
風も比較的穏やかでビニール張りにはまずまずの天候でした。
肩部から下にサイドビニールを付けます。


屋根ビニールは梨地で二枚組の加工したビニールてす。
片側のビニールをかけ終わりました。


所々を仮止めします。これで多少風が出てきても安心です。


屋根のビニールをかけ終わりました。


思ったより順調に進みました。
ビニールを固定する全てのマイカー線を張ります。


このタイプのパイプハウスは近隣ではほとんど見かけなくなりました。このような旧式のパイプハウスはマイカー線でビニールを持たせる仕組みです。
ですから緩みがないように繰り返し締め直します。
さらに、遮光シートを掛けます。
  

これから中で作業する時の日除け用ですが、風の強い時に掛ければ強風対策にもなります。
上げ下ろしが簡単にできるようにちょっとした仕掛けをします。
遮光シートを掛けたままだと雪が降ると落ちなくなってしまうので、普段は外しておきます。
最後に支柱を立てます。奥行き10間に7本です。


大雪対策のためです。この旧式のパイプハウスは雪が落ちにくいのです。
ほとんどの場合は無駄な作業になります。せいぜい10年に1、2度くらいのものですが、過去に3月末や4月に入ってからの重いドカ雪を経験しています。
この辺りは西高東低の冬型で大雪になる心配は無いですが、それが崩れた春雪が怖いのです。予報に関係なくやることに決めており、無駄になればこそ幸いと思うことにしています。急に出かけることがあっても安心です。
これで育苗ハウスのビニール張りは終了しました。


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