
ソラマメは越冬対策に不織布をべた掛けしています。
それを外して追肥土寄せし、さらに簡易な誘引も行いました。
品種は「河内一寸」。10月末日の直播き。
前年は暖冬のため異常なほど生育が進み過ぎ、べた掛けも大きく盛り上がりました。
そこで今作は例年より10日ほど遅く種を播きました。
省力の直播きなので発芽が一番の問題。しかも1粒播きのため当然不安があります。
但し、株間35㎝と狭くし、連続で欠株にならなければ枝数の調整で許容範囲と考えました。
発芽率15/19で79%という結果ながら連続欠株はありませんでした。
越冬対策に不織布をべた掛けする時点では生育の悪い株もあり、種を播く時期と方法に課題が残りました。
べた掛けの不織布はだぶだぶと緩く張っています。前年のように異常に盛り上がってはいません。

一見想定した程度のように見えますが、ソラマメはエンドウより低温障害を受けやすいことは分かっています。
今冬は前年と違い例年並みの寒さ、立春後は繰り返し寒波が襲来したので気温が低く不安があります。

べた掛けを外す目安は最低気温0℃、最高気温10℃の頃ながらサヤエンドウよりは心持ち遅め。当地方では3月半ばから春のお彼岸頃です。
前年はあまりに不織布が盛り上がり早めに外さざるを得ませんでした。今年は丁度のタイミングです。

前年は想定を遙かに超えるほどに伸びすぎましたが、今年は想定範囲。

しかし、生育の明らかに悪い株が何株かあります。越冬中に凍害などで枯死した株はありません。
昨年はすでに主枝に花が見えていました。今年はよくよく確認して辛うじて蕾が分かる程度。
当地ではあまり早すぎるとものにならないことが多いので、これで良しです。
連続の欠株はないもののこれではやや寂しい。雑草が少し出てきたのでざっと取りました。

現在は春播きソラマメの産地が北海道まで北上していますが、秋播きは当地方が北限と言われています。
昔は越冬に伴う障害で春になると多数の欠株が出るということがよくありました。
それを大きく改善したのが不織布をべた掛けする技術です。
昔は越冬に伴う障害で春になると多数の欠株が出るということがよくありました。
それを大きく改善したのが不織布をべた掛けする技術です。
大分生育にバラつきが出てしまいましたが、すでにわき芽が数本から多いものは10本近く出ています。
元の株間が狭い所と欠株になった所があるので何れ枝の調整をしてバランスをとるつもりです。
まずは追肥。

肥料が高騰しており節約のため在庫の硫安と苦土石灰を混合して畝の両肩に施用しました。
次に土寄せ。

少しばかりなので管理機は持ち出さず鍬だけで土寄せしました
土寄せは倒伏防止のためでもあるので、株元までがっちりと落ち葉もかまわずそのまま寄せてしまいます。

何れ倒伏防止対策をしなくてはいけないので、ここでついでに支柱も立ててしまうことにしました。
倒伏防止には所々に支柱を立て横にテープを張って支えにする簡易な誘引方法を行っています。

まだ丈が低いので地上20㎝くらいに株を囲むように横テープを張りました。

生長するに従いテープを上げながら本数を増やしていきます。
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