本画仙 色紙
白菜を水墨画で描きました。
白菜の特徴は白く幅広の葉脈。葉柄と言った方がいいのでしょうか。これに墨が入らないようにして周りだけに墨を入れるのは至難なので、白抜きのために市販のドーサ液を使いました。ドーサ液は膠(にかわ)の薄い溶液に少量の明礬を溶かしたものです。
前もって白い部分に薄く当たりを付けドーサ液を塗っておきます。これまでも何度かドーサ液で白抜きを試みていますが、イマイチ不十分なので、今回はしっかりと液を付け、そして完全に乾くまで待って墨を入れました。そのためかかなりはっきりと白抜きができた感じがします。ただし、これで白菜の雰囲気がうまく表現できたかは微妙なところです。何度やっても加減は難しい。
今日も良い天気になりましたが朝はさむかったです。
白菜の水墨画難しそうですが、白菜の感じがとても良く出ていると思います。生き生きしていいと思います。
こちらは今朝雪で白くなりましたが、日中はよく晴れすぐ溶けてしまいました。
今回は白抜きが割にうまく出来ましたが、イメージ通り描くのは難しいものですね。