里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水稲育苗ハウスのビニール張り

2022年03月15日 | 田んぼ

水稲の育苗が始まる時期が近づいてきました。
少し早めですが、育苗ハウスにビニールを張ることにしました。
例年3月20日過ぎ頃に行っているので、今年は予定したより早い。
ビニール張りは一人では出来ません。助っ人一人は必要です。
天候も雨や風の強い時は無理なので、タイミングを見計らってやります。
今回は思いがけず助っ人が三人。これなら余裕、天候もまずまずで楽に出来ました。
すでに肩部から下のサイドビニールは前もって付け、風雨対策に縛っておきました。


何分老朽化したハウスなので利用するのは水稲の育苗期間だけにしています。
今や、育苗する都度ビニールを張るような人は殆ど見かけません。
このような旧式のハウス自体がなくなりました
補修と補強はしっかりとやっているつもりですが、耐用年数の数倍、30年以上経ちました。
まず、縛っていたサイドビニールは全て下ろします。


屋根は梨地の加工ビニールで二枚組。
まず、片側に1枚の屋根ビニールを掛けます。動かないよう所々に仮止めをしておきます。


もう一方の屋根ビニールも同様にして掛けます。
ビニールを固定するためパイプのスパンごとにマイカー線を張ります。


マイカー線は極めて重要。これでビニールを持たせる仕組みです。
マイカー線は緩みがないようにしばしば締め直します。


順調に屋根のビニール掛けを終わりました。
さらに、遮光シートを掛けます。


これは作業する時の日除けになります、
また、風の強い時に掛ければぐんと強度が増し、強風対策にもなります。
ハウス内の古い黒マルチは準備する段階まで雑草防止に掛けたままにしておきます。


最後に支柱立て。


これは雪対策のためです。このパイプハウスは雪が落ちにくいのです。
日本海側と違って太平洋側は厳寒期よりも春のドカ雪がくせ者。
過去には3月末や4月に入ってからも苦労した経験があります。
10年に1、2度あるかどうかといったところですが、無駄になってこそ幸いと言うもの。


遮光シートを掛けたままだと万が一雪が降ると落ちなくなるので、通常は外しておきます。
遮光シートは容易に上げ下ろしができるよう簡単な仕掛けがしてあります。
これで水稲育苗ハウスのビニール張りは終了です。



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