イネの穂は一段と色付いてきました。
田んぼは全て水を落としました。
今年のイネは昨年と同様、7月中に穂が出揃いました。
すでにその時点で例年より数日から1週間早まっています。
その後、お盆中から天候は不安定でしばしば強い雷雨がありました。
その後、お盆中から天候は不安定でしばしば強い雷雨がありました。
水口の入水は止めていたもののトータルすると100ミリを超える雨が降ったため水が結構残っていました。
今度は排水口を開放したので、もう水は見えません。
相変わらず気温は高く、穂もさらに垂れてきました。
色付きも進み、日中晴天時に見るとより色付いて見えます。
穂が出揃って約25日、その姿からはすでに30日は経過したように見えます。
もう水を溜める必要はなく、土に残っている水分だけで十分です。
この田んぼも一段と色付いてきました。
もう水を溜める必要はなく、土に残っている水分だけで十分です。
この田んぼも一段と色付いてきました。
この辺りが一番早く穂が出始まったところ。
8割方色付いたような穂も散見されます。
この辺りは青味が濃かったところ。
この辺りは青味が濃かったところ。
この1週間くらいでぐんと進みました。
それにしてもこの暑さは何時まで続くのか。
例年ならこの時期になれば夏日になることは少なく。朝方の最低気温は20℃を下回ってきます。
今年は依然として夏日で熱帯夜に近い夜温です。
さすがに里山の当地は朝方には冷気を感じますが、やはり昼夜ともに高い。
どうしても高温障害の懸念が拭いきれません。
昨年いわゆる白未熟米の発生を免れたのは日照が非常に多かったためと考えています。
今年は昨年ほどには日照条件が良くないのです。
この田んぼも大分黄金色になってきました。
それにしてもこの暑さは何時まで続くのか。
例年ならこの時期になれば夏日になることは少なく。朝方の最低気温は20℃を下回ってきます。
今年は依然として夏日で熱帯夜に近い夜温です。
さすがに里山の当地は朝方には冷気を感じますが、やはり昼夜ともに高い。
どうしても高温障害の懸念が拭いきれません。
昨年いわゆる白未熟米の発生を免れたのは日照が非常に多かったためと考えています。
今年は昨年ほどには日照条件が良くないのです。
この田んぼも大分黄金色になってきました。
この田んぼは中干しが効き過ぎたくらいになったので、先週は少し水を溜めておきました。
今は全て排水され、中干し時の亀裂が未だ確認できます。
畦の草もかなり伸びてきたので、間もなく刈り払いの作業を始めないといけません。
どうも今年の穂は小振りのような気がします。
穂が大きい時は畦に着くくらいまで垂れてくるものです。
いずれにしても、積算温度から推定すると成熟まであと2週間程度でしょう。
例年より10日以上進んでいる計算です。
もっとも9月になると秋雨前線や台風の襲来で、結局のところ刈り取りは毎年あまり変わらないことが多い。
いずれにしても、積算温度から推定すると成熟まであと2週間程度でしょう。
例年より10日以上進んでいる計算です。
もっとも9月になると秋雨前線や台風の襲来で、結局のところ刈り取りは毎年あまり変わらないことが多い。
ところで、このところコメ不足が話題になっています。
実際にスーパーの棚などから米が消えている現象が盛んに報じられています。
さすがに当地方のスーパーではそのようなことはないようですが。
小生は、「あるところにはある」という状況だと思っています。
平成5年のような大凶作では需要量に対して供給量が著しく少ないため不足するのは当然です。
しかし、今回は例年に比べ在庫量が相対的に少ないとはいえ需要量に対して供給量は十分確保されています。
しかし、在庫の余裕が少なくなってくると、JAや卸会社などの流通業者は大口のお得意様最優先で供給することになります。
結果的に最も小口の個人消費者への棚への供給は少なくなってきます。
そして、この末端の消費者は噂を聞くと一斉に同じ行動を取るため棚に物がなくなっていくのです。
たまたま今回は南海トラフ地震や気象災害への備えなどが奨められていたのでなおさらでした。
また、どうしても古米を必要とする需要者もいます。寿司には新米ならササニシキなど粘りの少ない米が適しますが、今の品種は粘りの強い品種が殆どです。
そうすると粘りが低下してくる古米の方が使い勝手が良く、早めに手当てしていたことでしょう。
業務で必要な需要者は長い期間の中で契約するなどし確保しているためあまり騒ぎにはなっていないはずです。
つまりトータルの供給量は十分確保されていると考えられます。
但し、農水省が発表している令和5年産の米作況指数100と実際の流通量に乖離があるのではないかと言う疑問は捨てきれません。
作況指数通りの出回りなら今回のような事態は考えられないからです。
国の米作況は実際に流通する玄米の粒径とは異なります。また、品質は加味されません。
したがって、実際に流通する米は国の発表する量より少なく、製品歩留まりも低下する可能性が高いのです。
さて、米の価格はどうなっているのでしょう。
消費者から見れば安いほどよいと考えるのは至極当然ではあります。
しかし、生産者の立場からすると昔に比べすでに十分過ぎるほど安くなっているという感覚です。
昭和の食管法の時代と異なり現在は殆どフリーに近い形で生産され、需要と供給のバランスの上で価格が決定します。
ここ2、3年は比較的ましな価格ですが、数年前にはかつての玄米価格の半値にまで値下がりしました。
ですから心ある生産者は自ら販売まで手がけ利益を確保するような努力をしています。
仮に店頭で売られている白米が従来10㎏3,500円(税抜き)のものが現在4,500円になっているとしたら、精米率90%で玄米に換算すると1俵60㎏当たり約19,000円が24,000円ですからかなり高いものです。
もっともこれは末端価格であって生産者価格はその70%程度でしょう。
では米をどのくらい消費しているでしょうか。現在は一人当たり年間約50㎏と言われています。
小生の場合、朝食はほぼ100%、3食でも米食が90%を超えているはずです。
若かりし頃は1合飯も食べた時代もありましたが、今は1食に白米で5勺(0.5合)、75gです。
これを我が家の玄米価格で換算すると1食20円です。
仮に年間900食食べたとして約67㎏。これは外食も含めたものなので自家では1俵と言ったところでしょう。
小生は米摂取率では最上位クラスと思うので一般家庭ではこの半量~2/3くらいのものではないでしょうか。1合飯を食べる人でも自家では60㎏くらいのものなのです。
1食あたり白米換算でも30~40円くらいのもののはずです。
特別の高価格米を食する方は別とし、おそらく自家で1ヵ月に2,000円分の白米を消費する人はそういないような気がします。
ただ家族単位では数や構成の違いで印象が変わるかもしれません。
小生はほぼ毎日晩酌をしますが、あっさりと白米代の数倍から十倍になってしまいます。
小生はほぼ毎日晩酌をしますが、あっさりと白米代の数倍から十倍になってしまいます。
外で飲めば白米1ヵ月分程度で済むなら可愛いものです。
主食に費やす経費はそんなものなのです。
心配しています。
コメントありがとうございます。
トータルで見れば十分供給量はあると思うのですが、偏りがあるんでしょうね。
とは言っても現実になければ不安になりますよね。
今年は生育も進んでいるので来月10日頃にはかなり出回りが多くなるのではないでしょうか。