里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

墨彩画「福寿草」(鎮魂の日に捧ぐ)

2025年03月11日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

今日は鎮魂の日です。
東日本大震災で犠牲になられた方々に心より哀悼の誠を捧げます。
あれから14年の歳月が流れました。
つい先日だったような気もしますし、もうそんなに経ったかという気持ちにもなり、複雑です。
敢えて明るい心持ちになる春を告げる野草「福寿草」を墨彩で描いてみました。
東日本大震災での犠牲者は我が県だけで1万人を超えるという想像を絶するものです。
その殆どは海岸地帯の大津波による犠牲です。
小生のかつての同級生や同僚で亡くなった方がいます。また、その家族や知人にも犠牲になった方がいます。
幸いにも内陸部に位置する我が家郎党に犠牲者はおりません。
しかし、家屋やライフライン、農地など様々なダメージがあり復旧には大変に手間取りました。
さらに原発事故による放射能汚染は当地方にまで波及したのです。
今や震災を体験していないあるいは記憶に残っていない世代も確実に増えています。
未曾有の経験をしたものは知らない世代に伝えていく責務があるでしょう。
ここしばらく繰り返し寒波が襲来し厳しい寒さが続きましたが、あの日も夕方に雪が降り出す寒い日でした。
午後2時46分には改めて黙祷を捧げます。合掌。

    


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