夏秋キュウリは植付けてまだ2ヵ月も経っていません。収穫は6月20日前から始まりました。
親蔓主枝から数日遅れて子蔓主枝が穫れ始め、今月早々には側枝(わき芽)からも穫れ始めて収穫最盛期入りとなりました。
気温が高過ぎ果実肥大の進度が速く樹勢が衰えやすい。
収穫日数100日以上を目指しているのでこのパターンはあまり嬉しくありません。
品種は「OS交配ニーナ」。
親蔓と3~5節目から出る強い子蔓1本を主枝とし2本仕立てを行っています。
6月中に親蔓主枝の全てを支柱の頂点下で摘芯しました。
この品種は節間が短く気温が高くても徒長しないため32、3節あります。
我が家の支柱は廃材利用の手作りなので既製の支柱よりも低く、他の品種だと25、6節で摘芯することが多い。
さらに数日前には子蔓主枝も全て摘芯し、ネットに固定しました。これで2本仕立ては完成です。
今年は株間90㎝と広くしていますが、主枝がほぼ45㎝間隔に配置されていることになります。
一見したところ親蔓主枝と子蔓主枝の区別は殆ど付かなくなってきました。
この品種は葉が小振りで締まっており株間も広くしたので空間には余裕があります。
下葉にべと病と褐斑病が見られます。昨年もそうでしたが、気温が高く雨が降らないので止っているようです。
主枝は中段から上まで果実が穫れてきました。
さらに下段の側枝からも次々に穫れるようになり、こうなるとまさに最盛期。
下段の摘芯された側枝(子蔓)からはすでに孫蔓が伸びています。
孫蔓は、摘芯しないで伸ばすのが基本ですが、地面に這いそうなものは摘芯します。
孫蔓を摘芯すればひ孫蔓が出てきます。
側枝は15㎝を目安に摘芯していますが、あくまで整枝はケースバイケース。
主枝の下段の方と芯止めした直下の上段数節の側枝は殆どよく伸びるので普通に摘芯します。
中段の側枝は収穫が最盛期になると伸びにくくなります。
あまり綺麗に盆栽型にしてしまうと樹勢は弱ります。
常に複数の成長点が確保されるよう時には1、2本摘芯せずに伸ばすことも必要です。
勢いのいい孫蔓が伸びてくれば大丈夫。と言いながらも実践となると判断は難しいもの。
株間90㎝と広いため伸ばしても余裕があるのはメリットかもしれません。
夏秋キュウリでは長い収穫期間の中で収穫の波が大小必ずきます。
主枝と下段の側枝が重複して穫れるここ半月ほどがまず大きな収穫のピークとなります。
最盛期になると収穫量は植付け本数にあまり関係なくなると言われています。
連日、このくらい穫れるようになってきました。
連日、このくらい穫れるようになってきました。
助っ人の要望に応じ植付け本数を減らしましたが、やはり大量に塩漬けすることになるでしょう。
大きく成り込めば多少の成り疲れは起きます。それを乗り切るのに効果があると言われるのが摘果。
この品種はほぼ100%の節成りなので、気がつけばヘボになりそうな小さな実は極力摘みます。
今年は気温が高いため早めに敷き藁し追肥も始めましたが、当地は雨不足で効果は期待薄。
力を入れた深層施肥の畝作りに期待です。
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