里山悠々録

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夏秋キュウリは3年連続で収穫100日以上を達成

2024年10月17日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは植付けてから5ヵ月余り。
6月20日前から穫れ始め7月早々から最盛期となりました。その後、殆ど落ち込むこともなく穫れ続けてきました。
ほぼ4ヵ月。目標としている収穫日数100日以上を3年連続で達成できました。


9月半ば以降の天候不順でさすがに傷みが見え穫れ具合が疎くはなってきました。
品種は3年目になる「OS交配ニーナ」。
主枝、側枝と殆ど100%の節成りで多収品種に間違いありません。
但し、真夏の猛暑の中では全て節成りではなさそうです。
孫蔓は非常に旺盛に伸びました。9月に入ってからは摘芯はごく混んだところだけにしています。
摘葉と摘果を主体に管理してきましたが、9月半ば以降は半放任です。
ネットの内側から見ると枯れ葉が目立っていますが、終盤になれば気にしません。


未だ果実は普通に成っています。下段の方も。


上段の方も。全体に偏りなく成っています。


外側から見るとまだまだ元気な姿を保っています。


子蔓はほぼ摘芯しましたが、樹勢の維持のために中段の子蔓を1、2本伸ばしました。
しかし、結果的には混みすぎになったので必要なかったかもしれません。
また孫蔓ももっと摘芯して良かったと思います。
けれども、その時点で先を見通して判断するのはとても難しい。
キュウリは樹勢が弱りやすいのでどうしても無難な選択をすることになります。
今年は株間90㎝と広くしたためなおさらです。
べと病と褐斑病は未だ完全には止まっていませんが、酷い状態にもなりませんでした。
今新葉が伸びている枝は孫蔓とひ孫蔓が混在しています。
さすがにネットには隙間が見えていますが、まだ大丈夫です。
現時点で昨年並以上の姿を維持しており、これまでで一番と言って良いでしょう。
10月ともなれば管理は蔓を適当にネットに誘引してやる程度です。
下段の方は地べたに這わないよう蔓を上に誘引します。


最上段の方の蔓は下げます。


果菜類の中ではキュウリが一番弱い。何れの管理がおろそかになっても100日以上の収穫は難しい。
それでも今年の酷暑を乗り切れた第1の要因は畝作りの効果と考えています。
日照りの状態では追肥も効かないので深層施肥の効果が十分発揮されたものと推測します。
こちらは遅穫り用の夏秋キュウリ。


最初に直播きしたものは日照りで全て枯れてしまい播き直しました。
初めての経験です。
品種はトーホク種苗の「おいしさ一番星」。
この作型は軟弱徒長が避けられませんが、まずまずの生育と言ったところ。
主枝は支柱の頂点で摘芯、後は混んでいるところを間引く程度の半放任です。


株間は70㎝で茎葉はネット全体に広がりましたが、今は大分隙間が見えています。
こちらはあくまで早植えのキュウリを補完するもの。
早植えのキュウリが目標を達成すれば必要ないとも言えます。
穫れ始めて1ヵ月余り。雌花率が低いため穫れ方が疎いのはしょうがありません。


それでも樹が若いので美味しいキュウリが穫れます。
収穫した果実。右が早い方のキュウリ、左が遅い方のキュウリ。量も果形もはっきりと違いがあります。


当地ではこの時期、最低気温10℃を下回ることも珍しくありません。
今年はまだ10℃以下には一度もなっておらず、当分気温の高い傾向が続くようです。
キュウリはまだしばらく穫れるはずです。
しかし、勿体なくも後作の都合であと1週間ほどで強制終了します。
それでも3年連続で収穫100日以上の目標を達成できたので、自己満足しています。
これまでで株当たりの収穫量は昨年が過去最高と思っていました。
数えたわけではありませんが、間違いなく今年の方が上回っています。
今年は株間を90㎝に広げ植付け本数を減らしました。株数はトータル収量にあまり影響しないことが分ります。
助っ人は大量の塩漬けでイッパイイッパイに。9月以降は郎党以外にも大分配ったようです。
周りのキュウリも8月末には枯れ上がりが目立ってきたので、他に配ってもあまり迷惑がられなかったでしょう



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