里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

紫系の花で和む

2022年07月16日 | 

当地方、土砂災害警戒情報が発令される大雨となりました。
当地は災害が出るほどの状況ではないと思いますが、県北部がより深刻のようです。
今どきの我が家の庭は紫系の花が多い。
何れも庭とは言えないようなところにありますが、一応庭の花と言うことに。
紫と言っても赤に近いものから青に近いものまで幅があります。
なお、撮影は主に先週です。
まずはアジサイ。

梅雨時の花といえばアジサイですが、我が家のアジサイは色付くのが非常に遅い。
その中で、一番早く色付くのがこれ。昔ながらのアジサイといえるかもしれません。


これは別の株。これから更に色付くものの最後まで淡い。
青紫から赤紫までグラデーションがかかって色付きます。


ガクアジサイ。


これもこれからもっと色付いてきます。


アジサイの色は酸性土壌では青色に、そうでなければピンク色に発色するらしい。しかし、実際に植えているのを見るとそう単純ではありません。
これは別の株。


カンパニュラ。

6月から1ヵ月以上咲いています。さすがに残り花と言ったところ。
母健在の頃に地植えしたものと思われます。

風鈴草とも呼ばれるカンパニュラは、キキョウ科ホタルブクロ属。
なるほどキキョウにもホタルブクロにも似ていると納得できます。このカンパニュラの形はよりキキョウ似のようです。

キキョウ。

咲き始まったところ。
キキョウは秋の花のイメージですが真夏に咲きます。蕾が多数あり、これから次々と咲いてきます。
クリーンな青紫で鮮やかな色。実に清々しい。

このキキョウは、20数年前、母健在の頃手作りの大きな鉢に植えたもの。
株立ちになり密集して、毎年よく咲きます。

ムラサキツユクサ。


6月から1ヵ月以上、実に長く咲いています。
我が家には畑の隅など3カ所にあり、これは自宅入り口にあるムラサキツユクサ。


3枚の花弁の紫色はクリーンで、その名の通り、露に濡れた姿は風情があります。
地味ながらしっとりとして絵になります。


マツバギク。
 

色合いは赤紫と言ったところ。
石垣に垂れた姿はなかなか良いものです。

日当たりと水はけのよいところを好むらしいので、この石垣の縁は条件にかなっているのかもしれません。
これも実に長く咲いています。

ラベンダー。

ピークは大分過ぎました。このラベンターは植えて20数年。
小生が苗を育てて植えた数少ない草花です。
この辺りをラベンダーのコーナーにしようと10数株植えたものの、今日まで残ったのは2株だけ。土の吟味が足りなかったようです。

ささやかなラベンダーながら、残った株は結構大株になりました。


夏秋キュウリは2本仕立てが完成し収穫最盛

2022年07月15日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは植付けてからほぼ2ヵ月。
6月半ば以降、空梅雨模様で気温が高く、6月下旬から収穫が始まりました。
品種は今年初めて作る「OS交配ニーナ」。
親蔓と3~5節目から出る強い子蔓の2本仕立てにしています。
今年は6月半ばまで低温多雨で日照不足、梅雨入り宣言間もなく高温乾燥、そして梅雨明け宣言後の近日は雨続きと特異な天候経過。
畑作物にもかなりストレスが掛かっていると思います。
すでに、2本仕立てにしている親蔓主枝は支柱の頂点近くで摘芯を終えています。


今年は30節くらいでのピンチになり、例年より数節多い。そのため主枝のピンチも例年より10日くらい遅い。
これは天候の関係もありますが、品種の特徴のようです。
徒長しにくく、葉は小振りで締まった印象。ハウス向きの品種と分ります。
2本仕立てに伸ばしている子蔓主枝も支柱の頂点近くまで伸びてきました。
これが最後で、全て主枝の摘芯が終わりました。


これで2本仕立てが完成しました。
主枝が30~40センチ間隔に誘引され、ネット全体が葉で覆われてきました。  


この品種は葉が小振りで節間が詰まり、全体に締まった姿です。
親蔓主枝の下段の側枝。摘芯された子蔓からは孫蔓が伸びています。


孫蔓は、摘芯しないで伸ばすのが基本です。ただし、地面に這いそうなものは摘芯します。
下段の側枝の整枝は終り、今は中段の側枝の整枝に移っています。


このように順調に側枝が伸びていれば整枝の基本は変わりません。


しかし、このように中段の側枝はあまり伸びないことがあります。


実が沢山成り出すと、まずは実の方が優先されるからです。そのような場合は摘芯しません。
樹勢が弱らないよう、常に複数の成長点が確保されるよう気を配る必要があります。
勢いのいい孫蔓が伸びてくれば問題ないですが、抑えられているような時はこのように中段の側枝を1、2本摘芯せず伸ばします。


2本仕立てが出来上がる頃は、株全体から収穫され最盛期を迎えます。
夏秋キュウリでは多かれ少なかれ収穫の波が出来ます。
このキュウリも先週から今週に掛け大きく成り込みました。
連日、8株からこのくらい穫れてきます。不在時は助っ人が頼り。


沢山穫れればいわゆる「成り疲れ」しやすくなります。
そこで、効果的なのは摘果。形の悪いもの、ダブルで成っているような所はできるだけ搔きます。


この品種は主枝も側枝も100%の節成りで、とにかく着果数が多い。
当然、追肥も必要です。
追肥はマルチの裾を少しまくり上げます。


そこから通路に掛け、速効性肥料をバラ播きます。


粒状肥料は水に溶けないことには効き目がないので雨が降りそうな時にやります。
目標収穫日数100日なので、まだまだ先は長い。


会津若松城下から野口英世記念館へ

2022年07月14日 | 小旅

会津三日目は会津若松市内。
雨を覚悟していましたが。思いがけず晴れました。
まずは前日夕方に訪れた鶴ヶ城。この時は小雨でした。


言うまでもなく、会津を象徴するお城です。
戊辰戦争では猛攻にも耐え、難攻不落の名城として知られますが、天守閣をはじめ全ての建物が取り壊され、現在の天守閣は昭和40年に再建されたもの。
観るのは何度目かになりますが、豪壮で優雅な天守閣です。
こちらが本丸の跡。


忠実に再現されており、石垣も見事。


最上層から見る眺望も素晴らしい。


会津武家屋敷へ。


会津の武家屋敷を一般の人が見学しやすいようにした施設です。




幕末の会津藩家老であった西郷頼母の邸宅を中心に、復元移築された歴史的建造物が建ち並んでいます。




豪壮な造りで、会津武士の生活が偲ばれます。歴史資料館など楽しみながら理解できます。


珍しい精米所も復元されています。


日新館。


会津藩校で、人材の育成を目的に建設された会津藩の教育施設を忠実に復元したもの。


藩士の子弟はこの藩校で学問や武道に励み、心身の鍛錬に努めたわけです。


当時の建築や学習の様子が分かりやすく観覧できるようになっています。


復元された日新館では、弓道や座禅など武士道の体験が可能。
多くの優秀な人材や、かの白虎隊について詳しく知ることができます。


野口英世記念館。


言うまでもなく細菌学者野口英世の記念館。
昔見た記念館からスケールが大幅にアップ、すっかりリニュアールされ見違えました。
展示室には野口英世の遺品や資料が沢山展示されています。


こちらは生家で、乳児期に火傷を負った囲炉裏も見ることができます。


こちらは「誕生地の碑」と「忍耐の碑」。


三日目は早めに見学を終え、帰途に。
この日、会津滞在中は天候が良かったのですが、我が県は大雨の情報があったからです。案の定、途中から土砂降りになりました。
何はともあれ無事帰宅。今回の小旅は満足のうちに終えることが出来ました。



大内宿から会津ころり三観音参り

2022年07月13日 | 小旅
会津二日目のスタートは下郷町大内宿。
あいにくの雨降りとなりました。
同地は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。


茅葺き屋根の古民家が並ぶ宿場の風景は圧巻。




ところどころに葺き替え間もない茅葺き屋根も見られます。


高台から望む街道風景は絵になります。


一本の長ネギを箸代わりにして食べる蕎麦が名物。


まだ人が多くなかったので、ゆっくりと楽しむことができました。


そして、会津ころり三観音参り。
お参りすることでピンピンコロリの願いが叶うと言う話しは我が県でもかなり知られています。
この機会に実践することとなりました。
会津には何度か来ていますが、何れのお寺さんも初めてです。
会津美里町中田観音弘安寺。


立派な本堂です。


西会津町鳥追観音如法寺。


山門、本堂は見事。


樹齢1200年のコウヤマキ。


会津坂下町立木観音恵隆寺。


本堂と千手観音が国重文に指定されています。
撮影は不可ですが、8メートルを超える観音様は凄いの一言。


小さな塔も風情があります。


三観音のお参りを達成できました。ご利益は有りや。
この後、蔵の町喜多方を訪ね、会津若松鶴ヶ城へ。泊まりは東山温泉。
会津に二泊するのは初めてです。本当に会津地方は広い。



奥会津から芦ノ牧温泉に

2022年07月12日 | 小旅

福島県の会津に来ています。
一昨年以来、コロナ禍の中、仏事がらみで近県に出た以外は県内に留まっていました。
今回、久しぶりに隣県に宿泊を伴う小旅です。小生も県民割の恩恵に与らせていただきます。
近頃は再び新型コロナウイルスが増加に転じ、逡巡はしたものの予防対策をしっかりして計画を実行することに。
東北自動車道を南下、福島県の白河インターから奥会津に向かいます。
途中、天栄村のブリティッシュヒルズへ。


ここは英国風のホテル、研修施設が建ち並んでいます。


以前、結婚式で来たこともあります。


今は、コロナ禍のためか人影はまばら。店も開いていません。


雰囲気だけを楽しんできました。


南会津に入り湯野上温泉に。駅舎がユニーク。



茅葺きの屋根に温泉足湯付き。



ぬくもりを感じさせる駅舎内。




奥会津の只見まではさすがに遠い。
田子倉湖。


重力式ダムの発電所。


かつて出ていた遊覧船は今はなく静か。


時間的余裕がなく奥只見はここで終わりに。
泊まりは芦ノ牧温泉。


初めてで、一度ぜひ泊まりたいと思っていました。
阿賀川上流沿いにホテルが建ち並び、ロケーションが素晴らしい。


散策を楽しみました。
ホテル部屋から。


お湯も食事もよかったです。