里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋キュウリは3年連続で収穫100日以上を達成

2024年10月17日 | 畑:果菜類

夏秋キュウリは植付けてから5ヵ月余り。
6月20日前から穫れ始め7月早々から最盛期となりました。その後、殆ど落ち込むこともなく穫れ続けてきました。
ほぼ4ヵ月。目標としている収穫日数100日以上を3年連続で達成できました。


9月半ば以降の天候不順でさすがに傷みが見え穫れ具合が疎くはなってきました。
品種は3年目になる「OS交配ニーナ」。
主枝、側枝と殆ど100%の節成りで多収品種に間違いありません。
但し、真夏の猛暑の中では全て節成りではなさそうです。
孫蔓は非常に旺盛に伸びました。9月に入ってからは摘芯はごく混んだところだけにしています。
摘葉と摘果を主体に管理してきましたが、9月半ば以降は半放任です。
ネットの内側から見ると枯れ葉が目立っていますが、終盤になれば気にしません。


未だ果実は普通に成っています。下段の方も。


上段の方も。全体に偏りなく成っています。


外側から見るとまだまだ元気な姿を保っています。


子蔓はほぼ摘芯しましたが、樹勢の維持のために中段の子蔓を1、2本伸ばしました。
しかし、結果的には混みすぎになったので必要なかったかもしれません。
また孫蔓ももっと摘芯して良かったと思います。
けれども、その時点で先を見通して判断するのはとても難しい。
キュウリは樹勢が弱りやすいのでどうしても無難な選択をすることになります。
今年は株間90㎝と広くしたためなおさらです。
べと病と褐斑病は未だ完全には止まっていませんが、酷い状態にもなりませんでした。
今新葉が伸びている枝は孫蔓とひ孫蔓が混在しています。
さすがにネットには隙間が見えていますが、まだ大丈夫です。
現時点で昨年並以上の姿を維持しており、これまでで一番と言って良いでしょう。
10月ともなれば管理は蔓を適当にネットに誘引してやる程度です。
下段の方は地べたに這わないよう蔓を上に誘引します。


最上段の方の蔓は下げます。


果菜類の中ではキュウリが一番弱い。何れの管理がおろそかになっても100日以上の収穫は難しい。
それでも今年の酷暑を乗り切れた第1の要因は畝作りの効果と考えています。
日照りの状態では追肥も効かないので深層施肥の効果が十分発揮されたものと推測します。
こちらは遅穫り用の夏秋キュウリ。


最初に直播きしたものは日照りで全て枯れてしまい播き直しました。
初めての経験です。
品種はトーホク種苗の「おいしさ一番星」。
この作型は軟弱徒長が避けられませんが、まずまずの生育と言ったところ。
主枝は支柱の頂点で摘芯、後は混んでいるところを間引く程度の半放任です。


株間は70㎝で茎葉はネット全体に広がりましたが、今は大分隙間が見えています。
こちらはあくまで早植えのキュウリを補完するもの。
早植えのキュウリが目標を達成すれば必要ないとも言えます。
穫れ始めて1ヵ月余り。雌花率が低いため穫れ方が疎いのはしょうがありません。


それでも樹が若いので美味しいキュウリが穫れます。
収穫した果実。右が早い方のキュウリ、左が遅い方のキュウリ。量も果形もはっきりと違いがあります。


当地ではこの時期、最低気温10℃を下回ることも珍しくありません。
今年はまだ10℃以下には一度もなっておらず、当分気温の高い傾向が続くようです。
キュウリはまだしばらく穫れるはずです。
しかし、勿体なくも後作の都合であと1週間ほどで強制終了します。
それでも3年連続で収穫100日以上の目標を達成できたので、自己満足しています。
これまでで株当たりの収穫量は昨年が過去最高と思っていました。
数えたわけではありませんが、間違いなく今年の方が上回っています。
今年は株間を90㎝に広げ植付け本数を減らしました。株数はトータル収量にあまり影響しないことが分ります。
助っ人は大量の塩漬けでイッパイイッパイに。9月以降は郎党以外にも大分配ったようです。
周りのキュウリも8月末には枯れ上がりが目立ってきたので、他に配ってもあまり迷惑がられなかったでしょう


長ネギの抜き取り収穫と4回目の追肥土寄せ

2024年10月16日 | 畑:葉菜類

長ネギは3回目の追肥土寄せをしてから40日ほど。
品種はホワイトスター。


当地は極端な空梅雨で8月上旬まで日照りの状態。冷涼な気候を好むネギにとっては厳しい環境でした。
その後は気温は高いものの一転不安定な天候になりました。
日照りは解消されましたが、最近は雨が多く水分過多の状態が続きました。
昨年と同様の傾向で、想定よりは伸びも太りも少し遅れています。
しかし、このような環境の中で、我が家のネギとしては健闘していると自己評価しています。


我が家の畑は強粘土質土壌で作りにくく、かつてはよく湿害を起こしました。
当時は白根(軟白部分)40㎝以上の長ネギを目指し深い植え溝に植付けていました。
今は白根40㎝以上は封印、植え溝は浅くし湿害防止を最優先にしています。
その代わり、畝幅を120㎝と広くし十分な土寄せが出来るようにしています。


本当は10日前くらいに4回目の土寄せをするつもりでしたが、雨が続き乾くのを待っていました。
生育は想定より1週間くらいは遅れている感じですが、丈も太りもそれなりになってきました。
昨年とはあまり変わりないかもしれません。


日照りが続いた夏には植付け時にたっぷりと入れた敷き藁の効果が十分あったと思います。
畝を崩しながら穫る本格的な収穫には至っていませんが、すでに9月から抜き取り収穫を行っています。
抜き取り収穫はこのように密になっているところや生育の進んでいるものを引き抜きます。


水分の多い状態が続いていたので容易に引き抜くことができました。
太さ、長さは十分とは言えないものの自家用には支障がありません。
数本穫ってみます。


まずまずと言ったところ。
数㎝間隔で植えていますが、密になったところを抜き取れば周りのネギは太っていきます。
畝間は十分に確保しているので4回目の追肥と土寄せを行います。
まず速効性の粒状肥料をバラ撒きます。


管理機の逆転ローターで土を跳ね上げます。根を傷めないようロータリーの幅を狭くして行いました。


思ったよりまだ水分が多く残っていました。


鍬で手直しししっかりと根元まで土を寄せます。


ロータリーの幅を狭くしたので手直し作業は少し時間が掛かりました。


4回目の追肥と土寄せが終了です。もう少し土寄せする余裕が残っています。


穫ったものを調製してみました。


太りはイマイチですが、丈は30㎝以上あります。軟白がまだあまいのは当然でやむを得ません。
しかし、スーパーなどに出ている長ネギと比べても遜色なさそうに見えます。

サトイモとサツマイモを少し掘ってみるも不調

2024年10月15日 | 畑:土物類

サトイモとサツマイモを少しだけ掘ってみました。
こちらがサトイモ。


5月半ばに芽が出始まった種芋をそのまま植付けたもの。
昔は自家種を横穴に貯蔵しておき植付けていました。
いつの間にか助っ人が調達してきた種芋を植付けるようになりました。
近年は「蔵王いも」の名称で売られている種芋でしたが、今年のサトイモは「土垂(どだれ)」ということでした。
昔から我が家で作っていたのも「土垂」でした。粘りが強く美味しいサトイモです。
但し、茎葉はやや小柄で芋も小振りなのが特徴。
今年のサトイモは出だしから生育はイマイチ。昨年に続きサトイモにとっては厳しい天候でした。
畝には黒マルチをしており、最後まで剥いでいません。
生育前半から雨不足、8月には日照りで下葉が枯れ上がるものが多かった。
極端に生育が悪いままの株もあります。


9月になって急に雨が多くなり多少復活。
それでも株は小さい。「土垂」なのでなおさらです。


3株だけ掘ってみました。

子芋だけにバラしてから持ち帰ります。


一言で言って不調です。しかし、株の姿から見て数も大きさもこんなものでしょう。
強粘土質土壌なのでなかなか上手く作れていませんが、とりわけ今年は厳しい、
纏めて掘るのは11月です。
こちらはサツマイモ。


今年は昨年までジャガイモを作っていた畑に植付けています。
山砂を客土したので、我が家の畑では唯一粘土質土壌ではありません
苗は専ら助っ人が調達してきます。
昨年までは黒マルチの畝に植付けていましたが、今年はマルチをしていません。
品種は「ベニアズマ」。


何時も蔓ぼけ傾向になるので元肥はほんの僅か。
苗が甚だ悪い上、異常乾燥だったため活着も不良。それでもそれなりに復活しました。
追肥もしていないのでさすがに肥料不足のよう。蔓返しもしていません。
植付け後の立ち上がりがあまりにも悪かったため助っ人が追加で調達してきた「べにはるか」。


こちらもほぼ放任。さすがに栄養不足のようです。
「ベニアズマ」を3株掘ってみました。


予想通りと言ったところ。大きさは手頃です。
しかし、植付けた本数は相当数あるので、結構な量になるかもしれません。
小生はサツマイモは天ぷら1、2枚あれば十分なのですが。

今年のメインの甘柿は成り方が異常で腐れが多い

2024年10月14日 | 畑:果実類

これが我が家のメインの甘柿で通称「五十匁(ごじゅうめ)」。


今年は9月末から穫り始めたので、ほぼ平年並。昨年よりは早い。
お彼岸前に渋は抜けていましたが、色付きが進んでおらず味が乗っていませんでした。
樹齢は定かでないものの50年くらいは経っていると思います。幹周りはかなり太くなっています。


自宅の入り口にあるため大きくならないよう剪定しています。
それ以外は摘果などもせず、ほぼ放任です。
今年は昨年とよく似て成り方が異常。そして、腐れる果実が多い。


柿は隔年結果しやすいのですが、その順で言うと今年は裏年に当たります。
それでも成り方が特段に悪いわけではなく、ほどほどの成りと言って良さそうです。
しかし、成り方のバランスが非常に悪い。


このように成るところには固まって異常なくらい着いています。
色付きが遅いところも同様。成らないところは極端に少ない。昨年とよく似ています。


昨年と共通する天候と言えば猛暑。但し、今年は8月半ば以降は日照が少ない。
そして多いのが樹上で熟し腐ってしまう果実。昨年も多かったですが、今年はさらに多い。


熟した柿は穫り遅れたのではなく最初から軟らかく食べられません。
軟らかくなさそうに見えても2、3日おくと直ぐ軟らかくなってきます。
慣れないと分らないかもしれません。
極端なのはこのようになります。辺りの果実は青味が抜けていないのに腐っています。

この柿は渋の抜けるのが早く青味が残っていても殆ど渋は抜けています。
しかし、甘味が十分乗り美味しくなるのは全体に色付いてからです。
今月中下旬が良い時期で、これくらいなら穫り頃。中身も確実。


少し穫って比べてみます。


この柿は綺麗な円形ではなく、頭には浅い十字の条が入ります。
右側の2個は良さそうに見えますが軟らかくなっており食べられません。何れ腐ってきます。
あとは大小並んでいますが大丈夫です。食べ頃は色付きが進んだものです。
「ごじゅうめ」は当地方の通称。
「五十匁」は小生の当て字。そのまま読めば「ごじゅうもんめ」ですが、出所はこれで間違いないでしょう。
あくまで当て字なので五十目でも構わないのかもしれません。
干し柿用の甲州百目はよく知られていますが、出所はおそらく百匁でしょう。
尺貫法で百匁は375gですから五十匁は200g弱。
大きなものを計ってみるとほぼ200g。樹上ではこれからもまだ肥大が継続します。


剥いてみました。


この柿はゴマが沢山入るのが特徴で、甘味はこれからさらに強くなります。
渋が抜けないことはまずありません。
ゴマの多さと甘味の強さは比例するわけではないかもしれませんが、確実に渋が抜けている証拠です。
当地では「富有」や「次郎」など有名品種は全く渋は抜けません。
かつて渋が抜けると言われた品種を植えてみたこともありますが、半渋で使えませんでした。
やはり先人が定着させた在来種にはかないません。
我が家にはほかに姿や熟期の異なる甘柿が3種あります。


墨彩画「秋海棠」

2024年10月13日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3
   

今、庭にシュウカイドウが咲いています。
以前はこの時期沢山咲いていたのですが、今は細々と言った感じです。
勢いの良いシュウカイドウは葉は大きく丈が高くなり花数も多い。
いつの間にやら他の植物に負けてしまったようです。
シュウカイドウは日本古来のように見えて、江戸時代に中国から渡来した帰化植物と言います。
春に咲くハナカイドウと花が似ていることからシュウカイドウと名付けられたと言うのですが、いまいちピンときません。
我が家にはハナカイドウもあります。姿形も全体の咲きぶりもあまり似ているように思えません。
色合いが似ていると言うことでしょうか。
同属の園芸種がベゴニアだと言うのは、姿形からなるほどと納得です。
面白いのは一枚の葉が中心の葉脈から見て左右非対称なことです。明らかに片側が大きく片側が小さい。
忠実に描くといびつな葉になり、知らない人には形が変、下手な絵と見られるかも。
花に色付けしてみました。なお花びら大小4枚に見えますが、大きな2枚の方は萼らしい。



ナスは依然旺盛で支柱を最大限まで上げる

2024年10月12日 | 畑:果菜類

ナスの生育は依然旺盛です。真夏も更新剪定などは行わず穫り続けています。
収穫を始めてすでに3ヵ月半を超えています。
但し、雨続きだった影響か若干石ナス気味の果実が散見されます。
品種は中長なすの「くろべえ」。
仕立て方はごく普通の3本仕立て。
誘引は、中央の1本の支柱と畝の両側に設けた横パイプを上げていく簡易な方法で行っています。
半月余り前に4回目の支柱上げを行いましたが、また枝が下がってきました。
通路も歩くのに支障を来すようになってきました。


今年は畝間を20㎝ほど広げ支柱も少し長くしました。
さらに切り戻しを加味した整枝を行い高さに抑えています。
それでも背丈を超えるほどに高く伸びています。


昨年は9月の早い段階で最大限まで上げるようになっていました。
今年はまだ支柱を上げる余地があります。
ここで最大限まで支柱を上げることにしました。最後の支柱上げになります。
横パイプに枝が密着すると枝が動かず、誘引止めしなくても大丈夫です。
横パイプは縦支柱にフックバンドで止めています。


今回は20数㎝から最大30㎝ほど上がりました。


フックバンドは完全には止めていないので、下から軽く叩くだけです。
まだ若干余裕のある支柱もありますが、これはもうギリギリ。


反対側の横パイプも同様に上げました。


しかし、これでも通路に垂れるものがあります。
この時期になると切り戻しは樹勢に影響するので行いません。
支柱はこれ以後は動かさないので必要に応じ枝が垂れないようこのように誘引止めします。


必要ならこのように中央の支柱に枝を引き誘引止めします。


樹勢に影響しない程度に邪魔な枝「ふところ枝」だけ除くようにします。


枝が立ち通路が見えるようになりました。


追肥は敷き藁の上から速効性肥料をバラ撒いていますが、十分な降雨があるので効いていると思われます。。
今年は休みなく安定して穫れています。


但し、後作の関係で1畝は今月下旬に強制終了せざるを得ないかもしれません。


メインのダイコンは不織布を剥ぎ追肥と土寄せ

2024年10月11日 | 畑:根菜類

今年ダイコンは2回に播いています。
3回に播くことが多かったのですが消費が減少、作付けを減らしました。
品種は全て「耐病総太り」。
これが2回目に播いたメインのダイコンです。冬囲いにもします。
昨年痛い目に遭ったハイマダラノメイガ(シンクイムシ)対策に不織布をべた掛けしています。


年々気温が高くなっていることから太りすぎを避けるため種播きを遅らせています。
9月9日と昔なら当地では晩限ギリギリと言ったところ。
9月末に1本立てにし、再び不織布をべた掛けしていました。


本葉が10枚を超え、ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)も落ち着いてきたと考え、ここで不織布を剥ぐことにしました。


生育はまずまず。12月からの収穫となるでしょうからこの程度で十分です。


今年の秋雨前線は甚だしつこい。畑の状態が悪くことごとく機械を使えていません。
水分過剰ですが、強引に追肥と土寄せをします。
まず畝の両側に速効性の粒状肥料を施します。


鍬で土を根元までしっかり寄せます。


この場所は比較的水がはけやすく、思いのほか作業はスムーズにできました。


これで追肥、土寄せは完了です。


これが1回目に播いたダイコン。


種播きは8月26日と、こちらも例年より遅らせました。
不織布が大きく盛り上がるまでべた掛けしていました。
土寄せに合せてべた掛けを剥いだ後も概ね生育は順調。
ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)の寄生もないようです。


はっきりと根が太ってきたのが分ります。
しかし、天候が悪く10月中に穫り始めるのは微妙かもしれません。


直播きレタス類は概ね順調で最終の間引き

2024年10月10日 | 畑:葉菜類

猛暑下、土壌水分過剰の悪コンディションの中で直播きしたレタス類3種
8月はあまりに気温が高すぎるので9月早々に播きました。
少々強引な直播きだったのでリスクは大です。
レタス類は高温条件下では普通に播いただけでは発芽が極めて不安定。特に玉レタスは極端に発芽が悪い。
そこで種播き前には芽出しを行っています。
これがサニーレタス。


播く時点で殆どが発芽していました。
畑の状態はよくありませんでしたが、ほぼ想定したような発芽になりました。
発芽後にごく厚いところを一度間引きしています。
暫く放置している間に大分生長してしまい間引きと言っても少々遅すぎました。
最も隙間のあるところでも最終株間と言った程度で問題はありません。厚いところを間引きます。


間引き後。


間引きと言っても引き抜かず地際から鋏で切り取ります。
ちょっと見、あまり間引いたようには見えません。目安は株間7、8㎝程度。


まだまだ狭いですが、この後は生長に合わせ間引きと収穫を兼ねながら間隔を広げていきます。
これがグリーンリーフレタス。


こちらも播く時点で7、8割は発芽していました。殆どが発芽の態勢には入っていたと思われます。
こちらもほぼ想定したような発芽でした。同様に発芽後ごく厚いところを間引いています。
やはり最も隙間のあるところでも最終の株間より狭いくらいです。厚いところを間引きます。


間引き後。


やはり目安は7、8㎝ながらもっと狭いところもあるかもしれません。


この後は間引きを兼ねながら収穫を行い間隔を広げていきます。
バラ播きのメリットと言えるかもしれません。
これが玉レタス。


品種は初めて作る「ノーブルSP」 。
玉レタスは高温では最も発芽しにくい。
はっきりと芽出しが確認できるのは半分くらいでしたが、ほぼ発芽の態勢に入っていると判断しました。
非結球レタスと違って当地では晩限と思われる種播き時期です。
想定よりは発芽はイマイチでした。
但し、玉レタスは間引きを兼ねつつ収穫と言うわけにはいかないのでこれで十分です。
まばらに見えますが、広いところでも最終の株間程度です。
今回が最初の間引き。ごく狭い部分だけ間引きます。


大した違いが見えないかもしれませんが、これで間引き後。


この後は生育を見ながら最終の株間になるよう間引いて行きます。


少々強引なレタス類の直播きでしたが、概ね順調な滑り出しです。
これが間引いたもの。


処分するつもりでしたが、助っ人が勿体ないと持っていきました。
確かに結構な量でベビーリーフよりは遙かに大きく利用は可能です。

ブロッコリーは概ね順調で再び追肥と土寄せ

2024年10月09日 | 畑:花菜類

今年のブロッコリーの植え付けは3回になっています。
2回の予定でしたが、1回目のブロッコリーの苗が不調で追加で播き直したからです。
品種は全て「緑嶺」。
これが3回目のブロッコリーで、こちらはもともと予定していたものです。


植付けて1ヵ月余り。概ね生育は順調です。


一昨日、冬キャベツに続いて追肥と土寄せをしました。
例年なら管理機を使うとこころですが、水分過多で断念。
大雨にはならないものの雨模様の日が多く、なかなか乾いてくれません。
さすがに気温も落ち着いてきたので1、2回目のブロッコリーのようにはわき芽(側枝)は伸びていません。


植え付けが遅くなるほど下方のわき芽(側枝)は少なくなります。
それでも結構出ている株もあります。


まずは追肥。株の両側に速効性肥料を施します。


続いて土寄せ。
大きな花蕾を穫るには大きな株にすることが大切。土寄せは不可欠です。
頂花蕾のみならず側花蕾も頂花蕾並の花蕾を穫ることを目標にしています。
管理機のようには土を細かくできないものの鍬でしっかりと株元まで土寄せします。


わき芽(側枝)が出ている上のところまでがっちりと土寄せします。


こうすることでわき芽の付け根から不定根を出し生長を促します。これが小生流です。
3回目の時期になると気温が下がり難しくなることは確かですが。
今年3回となった追肥と土寄せは全て完了しました。


こちらが1回目のブロッコリー。


かなり大きくなりました。
わき芽(側枝)も順調に生長しています。
頂花蕾はまだ見えていませんが手で触れば感触があります。
天候不順もあって収穫開始は少し遅れるかもしれません。
これが2回目のブロッコリー。1回目の苗が不調で追加で播いたもの。


概ね順調のようです。わき芽(側枝)も順調に生長しています。
本来ならこのブロッコリーはなかったはずでした。
生育が3段階になっています。


収穫期の分散にはなりそうですが、どうでしょう。


冬キャベツに追肥と土寄せ

2024年10月08日 | 畑:葉菜類

冬キャベツに追肥と土寄せをしました。
植付けて1ヵ月余り。


水分過剰の悪条件の中無理な耕耘をして植付けました。
品種は、トーホク種苗の「寒玉キャベツ」。近年はこの品種を用いています。
厳寒期に雪が被れば雪中甘藍になります。
この品種の長所は大玉になること。しかし、外葉が大きく垂れ気味になるのが欠点です。
この品種にしては比較的締まった感じに見えます。


やはり天候不順で雨の多いことが影響しているようです。
いつもより少々小ぶりな感じながらまずまずの生育。外葉が垂れずむしろ好ましい気もします。
頻繁に雨が降るため機械作業が難しい。管理機は諦め全て手作業となりました。
土寄せの前にまず追肥。畦の両側に速効性の粒状肥料をばら撒きます。


まだ葉には露が付いています。
水分が多いので土は軟らかく意外に作業は進みます。


但し、機械のように土が細かくならないため土塊になっています。


鍬で根元にしっかりと寄せました。


これで土寄せは完了です。


冬キャベツはおそらく年明けからの収穫になり春先まで穫るので急ぎません。
こちらは秋キャベツ。


本来ならこの2畝は右側と同じ姿のはずでした。苗の不調で片側は追加で播き直したもの。
早い方のトーホク種苗「あまいキャベツあまみさき」。かなり結球が進んできました。


ごく僅か植えた「あまいキャベツ愛心(あいごころ)」。


この品種は結球が早く、今月20日までには穫れそうです。
追加で播き直した「あまいキャベツあまみさき」。


概ね順調で、結球の態勢に入りつつあります。
収穫適期が集中せず結果オーライになるかもしれません。


今年のキンモクセイはほぼ平年並で花数が多い

2024年10月07日 | 

我が家のキンモクセイは大木で、自宅の直ぐ側にあるため香りも強力です。
キンモクセイは秋を香りで知らせてくれる樹木です。花よりも香りで開花に気付くこともしばしば。


キンモクセイは夏から秋にかけての気象にかなり左右されるようです。
開花には年次変化があり、気候の特徴を表す指標にもなりそうなので毎年記録に留めています。
我が家のキンモクセイは樹齢50年を超えるくらいになっていると思うのですが、定かでありません。
管理の手が回らず放置していたのは問題でした。
キンモクセイは生長が早く高さが二階建ての作業場の屋根を越すほどになっています。


これまでの経験から我が家のキンモクセイの平年の満開は9月末から10月早々です。
一昨年2022年はその範囲でほぼ平年並でした。
その前年2021年は開花が早く彼岸前の9月20日には満開となりました。
昨年2023年は全く逆でかなり遅く10月10日過ぎの満開。
今年のキンモクセイは10月2、3日がピークでした。写真は一昨日のもので満開をやや過ぎ掛けています。


この数年でもキンモクセイの開花期は相当に異なります。
特徴的な年が続きましたが、今年は僅かに遅めながらもほぼ平年並の範疇と思われます。


キンモクセイの開花は気温が低いと早まり、高いと遅くなると聞きます。
今年は昨年に引き続き猛暑でした。しかし、お盆以降の天候はかなり不安定。9月は雨が多かった。
気温は高かったものの昨年ほどには開花が遅くなる天候ではなかったと言えるのでしょう。


大木なので無数に咲き、遠くからでも香りを感じます。
昨年は開花の揃いが悪く花も少なめでした。
今年は対照的に花数は遙かに多く揃いも良い。これが例年の我が家のキンモクセイです。


すでに殆どの花が満開を過ぎているようです。匂いも2、3日前がピークでした。


根元の方はこのようになっています。


正直なところ大木になったこのキンモクセイをどうしようか思案しているところです。
毎年下枝を切ることで凌いでいるものの大きくなりすぎました。
今どき、我が家への訪問者はまずこのキンモクセイを話題にします。
この時期の象徴的花木になっているので伐採してしまうのも忍びない。
秋を象徴する花の一つ彼岸花。


例年より若干遅い開花のようですが、周囲の花は殆どが枯れてきました。
我が家の石垣前のヒガンバナだけはまだ満開。

石垣の輻射熱で他よりは明らかに気温が高いために開花に影響を及ぼしていると推測されます。
こちらも秋を象徴する花の一つコスモス。


しかし、一部を除きピークは完全に過ぎ、枯れた茎葉が目立ちます。

今やコスモスは真夏のうちに満開になるのが常態化してきました。
このままなら秋桜の名の通りに秋に満開になるのは昔話となるかもしれません。

墨彩画「竜胆」

2024年10月06日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3
    


知人からリンドウをいただきました。これまでもしばしば頂戴しています。
生花市場に出荷しているリンドウなので丈が長く花数豊富な立派なものです。
当地の野山にも自然のリンドウが自生しています。
かつては墓参り用に探したものでしたが、しばらく見る機会がありませんでした。
それを一昨年だったか土手の刈り払い中に偶然見つけました。今年はまだ確認していません。
自然のリンドウは丈が短く花数も少ないので注意しないと見逃してしまいます。
ところで、今回敢えて画題名を「竜胆」としてみました。
リンドウを漢字で書くと竜胆若しくは龍胆です。
熊の胆はよく知られていますが、竜の胆とはどういうことでしょう。
少し調べてみました。
実は中国での「りゅうたん」という呼び名が次第にリンドウに変化したらしい。
リンドウは古くから生薬として知られます。根の部分の薬効成分が胃腸薬などに用いられてきました。
それが「まるで竜の胆(肝)のように苦い」ことから中国で「竜胆(りゅうたん)」と名付けられたと言います。
それが日本に伝わり、リンドウに変化したという訳でした。




トマト連続摘芯栽培'24~安定して穫り続け残りは3花房ほど

2024年10月05日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは波が少なく安定して穫り続けています。株によるバラつきも少ない。
昨年今頃はオオタバコガの寄生で悲惨な状況になり片付けの態勢に入っていました。
今年はネットを張ったのが奏功し、被害を防ぐことができています。近年では最も良さそう。


収穫はここまで第1花房、第1基本枝(第2、第3花房)、第2基本枝(第4、第5、第6花房)、第3基本枝(第7、第8、第9花房)までは全て終わりました。
第3基本枝にはおまけの花房もかなり着け、よく穫れました。
現在は第4基本枝(第10、第11、第12花房)を収穫しています。


このステージまでくると、樹勢が落ちてくるので着果が悪くなりやすい。
今年は比較的留まっておりこの程度ならまずまずです。
上から見るとこのようになっており、下には穫り終えた第2基本枝が垂れています。


第10花房は全て穫り終えました。第11花房も過半穫り終え、第12花房に移りつつあります。
この赤くなっているのが第11花房、その下が第12花房。


さらに下方に着いている花房がおまけに着けた花房。結構留まっています。
かなり雨が降ったので裂果が出ていますが、意外にも軽傷です。
反対側には第5基本枝(第13、第14花房)。この下には第3基本枝が垂れています。


当初はおまけの基本枝とするつもりでした。しかし、気温が高く生育が進み2花房着けたので正式に基本枝としてカウントします。


さらに半数は第15花房まで着けました。
この2株は第15花房まで着いています。進んでいるものは第13花房が大分色付いてきました。


これらは第13、第14花房までですがよく留まっています。大丈夫穫れるでしょう。


但し、10月下旬には強制終了するためこのような花房まで穫れるかどうかは微妙です。


今年は植付け時点では幼い花房だったので出遅れたものの、以後は気温が高く生育が促進されました。
そもそも連続摘芯栽培は普通の1本仕立てより花房数が多くなります。
それでも例年12花房程度ですから今年は花房数が多いことが分ります。
しかもカウント外のおまけの花房も多い。
花房数が多くなると競合して着果率は落ちてきます。しかし、今年はそれも軽微。
樹勢の維持がかなり上手くいったように思います。
今年はネットで覆ったため作業はやりにくくなり、殆ど下葉の整理をしていません。
それで特に不都合は生じておらず、むしろ樹勢の維持にプラスになっている可能性もあります。
わき芽だけは次々出てくるので整理しています。
最盛期に比べると大玉の比率は少なくなっているもののこの時期としては悪くありません。


これから穫るまでの日数がかかるようになってくるので味はむしろ乗ってきます。
残りは3花房ほど、終盤になってきましたが、最後まで穫れ続けることを期待です。


勤め人時代の旧交を温める

2024年10月04日 | 暮らし

かつての勤め人時代のOB達が久しぶりに集結、旧交を温めました。
場所は当県南部の大河原町にある「おおがわら天然温泉いい湯」。


いわゆるOB会です。県レベルの組織があり、その下に支部が設けられています。
その支部総会でした。昨年に引き続き同地での開催です。
数年前まで小生が支部長を仰せつかっていました。
3年の任期で無事勤めを終え新しい支部長にバトンタッチしました。
ところがほどなくコロナ禍で3年間開催は見送られ、ようやく昨年再開されました。
支部長から実質1年では申し訳ないと自ら1期延長の申し出があったのでした。
当地は市街地からはかなり離れたところにありますが、送迎バスが利用できます。
小生が支部長時にもここで催したことがあります。
源泉掛け流しの日帰り温泉で豊富なメニューの食事が人気です。
敷地内に「もちぶた館」が併設されています。


ここでは農産物などが直売されています。


目玉は精肉とその加工品。


当日は若干参加者が少なく16名ほどでしたが、気心の知れた方々ばかりです。
この1年の間に鬼籍に入られた会員もおります。
総会の前に亡くなられた方に黙祷を捧げ哀悼の意を表しました。
総会では決算と予算、若干の相談事や情報交換をした後記念撮影。
後は、ゆっくりと懇親を深めました。
何と言ってもここの売りは豚肉。そもそも祖業が養豚業なのです。
こんなモニュメントもありました。


ですから直営農場で育てたブランド「もち豚」を使ったメニューがとりわけ人気。
これが当日の食事。


これに飲み物、デザートが付いて会費4,000円とは有り難い。
十分に堪能させて頂きました。
お互いの近況を確認しながら和やかに過ごし、再会を約して散会となりました。

ハクサイのべた掛けを外し中晩生種に追肥土寄せ

2024年10月03日 | 畑:葉菜類

ハクサイにはハイマダラノメイガ(シンクイムシ)対策に不織布をべた掛けしています。
ほぼ発生が収まってきたと判断し外すことにしました。
こちらが早生ハクサイ。


予定を若干早めて播いたので1ヵ月半余り過ぎました。
品種はトーホク種苗の早生種「郷秋60日」。
追肥と土寄せをした後も不織布のべた掛けを続けています。
不織布が一杯に膨らんできました。葉が立ち上がり結球の態勢に入っています。
ここで剥ぐことにします。


株ごとのバラツキがやや大きい。
べた掛けの弊害が少し出てるようです。気温が高く中が蒸れやすい。
ある程度は想定していたことですが、全体に徒長して締まりが悪い。


この程度に結球の態勢になっていればほぼ想定した姿に近いのですが。


日数的には10月半ばくらいからの収穫を目安にしていましたが、20日過ぎになりそうです。
依然気温が高く結球が進むと腐敗が出やすくなるので、少し遅れた方が良いかもしれません。
こちらが中晩生種のハクサイ。


種播き後1ヵ月余り。
品種はトーホク種苗の中晩生種「郷秋80日」。
直播きし、10日ほど前に1本立てにしました。
不織布を剥ぎました。まずまずの生育といったところ。


やはりバラツキはあります。一部にネキリムシの被害で欠株もあります。


追肥と土寄せをします。
今回も機械は使わないことにしました。
まず追肥。畝の両肩に速効性の粒状肥料をバラ撒きます。


鍬でしっかりと土寄せしました。


土の水分が少し落ち着いてきたので作業はやりやすかったです。


不織布を掛け直すか迷いましたが、外したままにすることにしました。


ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)による致命的な被害は免れたので、この後は必要があれば通常の防除で対応します。