テレビドラマの制作では
テレビカメラのレンズがズームレンズ一色に
なりました
焦点距離の違いによって,短いレンズ、長いレンズが
ターレット盤に取り付けられていて,ターレット盤を
回して切り替えていたのが,ズームレンズになって
一本のレンズですべて撮ることができるように
なりました
単レンズでは日本光学製とキヤノン製でしたが
ズームレンズになって、キヤノン製だけになりました
日本光学(ニッコール)はなぜ、ズームレンズを
作らなかったのでしょう
テレビドラマをズームレンズで制作するのに
難色を示した俳優さんがおられました
天才喜劇俳優の藤山寛美さんでした
松竹新喜劇の連ドラを制作していたときに
私に「カメラのズームレンズはなんとかならないかね…」と
云われました
藤山寛美さんは「カメラで撮られているときのサイズがわからない…」と
云われます
単レンズの場合は,長いレンズで撮られていれば
大写しだな…,短いレンズの場合は広い絵だなあ…と
わかると云われるのでした