ベルリン・フィル、カラヤンの番組制作の
あらましを記してみましょう…
演奏曲目(収録曲目)は
モーツァルト、ディヴェルトメント15番
リヒャルト・シュトラウス交響詩「ドン・ファン」
レスピーギ交響詩「ローマの松」の3曲でした
3曲ともポピュラーではありませんが
私も一、二度聴いたことがあります…
… … …
まず、収録スタッフが決まると
制作部から、この3曲を録音した
カセットテープが、それぞれに渡されます
このテープの演奏は、ベルリンフィル、
カラヤンでとは決まっていません
兎に角、この3曲に馴染むように
各自のウォークマンで閑なときに
何度も何度も聴き込んでいきます。
曲のどこでフルート、クラリネット
オーボエ、ホルンがソロをとるかとか…
リハーサル当日、舞台のベルリン・フィル
にカラヤンが金管楽器群に合図を送りました
4本のホルンが、数小節のメロディが
ホール一杯に響き渡りました
… … …
世界最高のオーケストラを
生で初めて聴きました。そして
あまりのすごさに、圧倒されました。