
テレビのニュース番組で思い出したことが
ありました。
… … …
毎日のニュース番組の放送時間は決まっています
放送時間から逆算して、何時までにフィルム編集を
仕上げなくてはいけない…
また、取材先から帰ってきたカメラマンの取材
フィルムは何時までに現像機にかけなくてはいけない
などと、いろいろ締め切り時間があります
… … …
取材してきたフイルムはまず、ネガ現像します
そのネガフィルムの処理を終えて水洗・乾燥して
次にプリンターでポジフィルムに焼き付けして
現像処理して水洗乾燥してはじめて完成します

ある大事件の取材カメラマンが帰ってくるのが
遅れました。とても普通の現像処理をしていては
ニュースに間に合わないことになりました。
とりあえず、ネガフィルムの現像・水洗を済ませて
その濡れたままのフィルムを持って、
局内のテレシネ室へ飛んでいって、
プロジェクターに装填してオンエアに
間に合わせました

プロジェクターは濡れたフィルムもかかりますが
映像がネガ(陰画)です。プロジェクターにつながった
映像増幅器に「ネガ出し」という切り換えスイッチが
あって、そのスイッチを入れると、プロジェクターは
ネガ映像なのにテレビ画面にはちゃんとポジ像(陽画)で
放送されるという、テレビならではの離れ業を思い出しました

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます