初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

続・防振レンズ

2010年01月13日 19時12分19秒 | Weblog


独特のクセのある防振レンズはあまりカメラマンに

歓迎されませんでしてた。



新しい街のいろいろを紹介するルポ番組を例にとります。

話ながら歩いてくるレポーターを後の景色を入れ込みながら

前からとらえるカットがあります。

カメラマンはレポーターを大体同じサイズで撮るには,

レポーターの歩きに合わせて後ろ向きに下がりながら

肩に担いだ手持ちカメラを操作しなくてはなりません。



レポーターをルーズなショット,(ズームレンズの広角側)でとらえます。

ズームレンズをワイドにすると,焦点深度が深くなりますから、

ピントに神経質になることもなく、カメラ振れも、

ズームレンズの望遠側に比べて目立ちません。

カメラマンは後ろ向きに歩きますから,道の前方が見えません。

そこでカメラの助手さんは、カメラマンの腰のあたりを

手で支えなから、後(道の前方)を見ながら後ずさりしていきます。

            … … …

結局,ズームレンズのワイド側を使用して,

なるべくカメラブレ(画面の揺れ)を軽減させました。

テレビ用のジャイロの防振レンズはあまり普及しませんでした。

            … … …

この方法は,テレビのレポート番組に限らず,

映画の手持ちキャメラのショットでも,同じです。



この防振レンズは,写真カメラの分野で普及します。

写真は,1枚の写真のカメラブレ(スロー・シャッターの時)が

防げればよいのですから、

35ミリカメラの75ミリ~200ミリの

望遠ズームレンズに、採用されました。

写真カメラでは,1枚の写真のほかに、速い動きのスポーツや競馬の

流し撮りというのがあります。

防振レンズ独特のクセが流し撮りのときに邪魔をしました。

切り替えスイッチで,左右にはジャイロが

効かないようにするとか。

流し撮りの邪魔にならないようにするなど、

いろいろ工夫があったようです。

            … … …

デジタルカメラでは,防振レンズとは違って,

カメラブレにシンクロさせて光電面(CCD)、

全体を動かすというのが現れました。










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