
大映制作カラーの時代劇映画「地獄門」の
成功で各撮影所はカラー映画制作に
関心を寄せました。
しかも、カラーフィルムのイーストマン・カラーは
今までの白黒映画撮影カメラに装填して撮影できるので
各撮影所ではカラー映画(総天然色)制作が企画されました

テレビが始まってから映画館の興行がすっかり
だめになってきました
急に現れた白黒の小さなテレビ受像機に
長い歴史を誇る映画が傾いてきたのは
映画人(カツドウ屋)にとって、
なんとも残念なことでした
… … …
映画館の大きなスクリーンに映写される
映画に比べてテレビはピントの悪い、
小さなモノクロの受像機です
その黒白のテレビに対抗するために邦画は
カラー化に踏み切ることになったのでしょう

家庭の居間で見る動画はモノクロで
天然色の動画を観たいときは、映画館でと
動画の棲み分けを映画関係者は
考えたのでしょう
… … …
居間で親父と14吋黒白テレビを見ているとき
親父が「映画はおれ一代で終わったな…」の
呟きを聞きました

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