日本で初めて天然色映画として
松竹大船の「カルメン故郷に帰る」と
「夏子の冒険」の二作品が制作されましたが
それ以外、制作されませんでした。
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外国では、アグファカラーで
「石の花」がソ連で制作された
はずです。
それ以外は、ゲバカラーや
フェラニアカラーで
天然色映画が制作されたようですが
私は見ていません。
ー ー ー
当時、天然色映画としては
テクニカラー方式の映画が
標準でした。
しかし、テクニカラー方式では
撮影方式として、赤、緑、青を
担当する白黒フィルムが三本使用する
大型のカメラが必要ですし、後処理も
大変です。従って、予算も大変だったので
しょう。
ー ー ー
私の見た洋画の
天然色映画は
英国のモイラ・シアラー主演の
「赤い靴」。
地上を色彩で、天国を
モノクロ(白黒)画面で描写する
「天国への階段」?。
アメリカ映画では
ダニー・ケイとヴァージニア・メイヨ
出演の「虹を掴む男」。
ビング・クロスビー、グレース・ケリーの
「上流社会」。
トミー・ドーシー、ルイ・アームストロング、
ベニー・グッドマン、ライオネル・ハンプトン、
ダニー・ケイ、ヴァージニア・メイヨの音楽映画
「ヒット・パレード」。
ディズニーのアニメ
「眠れる森の美女」、「ピノキオ」
クラシックの指揮者レオポルト・
ストコフスキーとミッキーマウスが
画面で握手する
「ファンタジア」など。
いずれもテクニカラーでした。
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